教育の2020年問題 ~大学入試制度の変更点~
今後、社会で求められる能力は、単純な知識の質・量を有するというものではなく、21世紀型能力とも定義される『思考力』『実践力』であると言われています。それに伴い、大学入試を筆頭に、改革が進められています。『思考力』『実践力』を問う出題傾向に移行することで、学校教育の現場でもそうした能力を養成するものへと変化を余儀なくされ、アクティブラーニングなどの学びの手法が新聞報道で聞かれるようになって久しいと思います。
それら詳細は別の機会として、大学入試においては現在の高校1年生の受験から、センター試験に取って代わり、大学入試共通テストが導入されます。そこでは、冒頭の『思考力』等を問う設問として、従来のマークシートのみでの出題から脱却し、国語や数学の一部で記述式設問の導入や、英語の民間試験の併用導入が決定されています。
将来的には、大学入学共通テストでの英語を民間試験へ完全移行することや、理科・社会での記述式設問の導入なども検討されています。
9/26の報道では、東京大学では英語民間試験の成績提出を必須としない方針と発表されました。異なる試験の結果をひとつの土俵である大学入試で比較することに対して、公平性を疑問視する声も聞かれていました。東京大学のこうした動向による他大学への影響は小さくはないと考えられます。
今後も、教育の2020年問題・大学入試制度の変更動向については注視が必要ですが、現高校1年生(以下の学年)においては注視するだけではなく、具体的に対策を本格化させるべきです。
当教室では長年に渡りマンツーマンという指導スタイルでなければ実現できない学びのスタイルとして、生徒さんの確実な理解を確認するために『生徒さん自身による解説』なども行っています。知識は持っているだけではなく、活用できるべきで、入試制度の変更に関わらず普遍的に取り組んできた指導スタイルでもあります。思考し、表現し、多面的な考え方を導くことに適した、対話式の指導スタイルですので、入試制度の改革にも十分に対応できる学力を養成できるものとご期待ください。
また、今後は、国語以外の科目でも、国語力をもって設問意図を理解し、国語力をもって記述解答する、科目横断的な学力を問う設問も色濃くなってくるでしょう。当教室のプロ教師の中には高校生指導においても、例えば一人で国語・英語・数学を指導できる教師なども在籍しています。この場合、英語・数学の受講の中でも国語力の養成を意識しながらの横断的な指導も可能であり、単科指導ではない科目横断型指導の学習効果も期待いただけます。
※高校受験までは一人の教師で5教科指導を行っています。
推薦等で早期合格された高校3年生の指導が抜け、僅かですがそうした教師の指導枠にも空きが生じる時期が近づいています。来春に向けた早期予約も含めてご予約・ご相談は適宜承っていますので、ぜひお早めにお問い合わせください。(代表番号:0246-25-2511)