【基礎学力を養成する】~計算工夫~

即、基礎学力に直結するものではありませんが、単純計算も工夫をすることで思考の幅が広がったり、計算速度と正確さが向上したりします。
数字遊びとしてご参照ください。
25.3×3.9=?
ひっ算で頑張って解いていた生徒さん、結果は「9.867」でした。
正解か不正解かだけの判断で結構です、いかがでしょうか?
常々お伝えしているように、可能なものは見通し(概算)をたててみましょう。
特に小数計算を苦手にしている生徒さん、頑張りましょう!
「25.3×3.9」を、それに近い数字に置き換えて、「25×4」としてみましょう。
25×4=100
何ら問題なく解けたと思います。
では、出てきた計算結果を比較してみましょう⇒「9.867」と「100」・・・。
概数で見通しをたてておけば、「25.3×3.9」の答えは「100前後になる」ところまでは分かるはずです。
であれば、「9.867」という解答はあり得ないと、この時点で分かるはずです。
正解は、「98.67」でした。
せっかく複雑な計算を見事に処理できたにもかかわらず、小数点の位置間違いでミスしては勿体ないです。
可能なものは見通し(概算)をたてて、実際の計算結果と照合するようにしてみましょう。
ミスなく速く、簡単に、良い意味で手を抜ける工夫を常に考えてみましょう。
※せっかくですので、12.3×25.9=?、何桁の解答になるかだけでも見通しをたててみてください。
同じ「計算」でも、機械作業だけに終始するのではなく、工夫する楽しさを知ることで、算数・数学の面白みにつながり、計算力向上につながれば幸いです。(代表番号:0246-25-2511/☆教育相談ご予約はコチラ☆)