春休み なにを勉強したらいい?《高校生編》
《 基本の“現状分析” 》
まず最初にやることは「現状分析」です。現在の各教科の偏差値、受験科目を考えた時に最も優先順位を高くして勉強すべきことは何かよく考えてみましょう。
基本、優先順位が高くなるのは苦手な科目になります。ただ、今の段階で、そもそもどの教科の偏差値もかわらない、という人も多いのでは…
そういう時はとりあえず英語にしてください。受験科目の配点は英語が最も高いところがほとんどですので。
何教科か得意科目がある人は苦手科目を重点的にやりましょう。得意な科目は後からで大丈夫です。受験に失敗するほとんどの人が苦手科目の偏差値が結局上がらずに本番を迎えているケースが多く見られます。
《 新高校2、3年生が春休みにやっておくべきこと 》
新高校2年生にも、今の段階で国立志望だとか、GMARCH・早慶上智などの私立に行きたいと決まっている、などいろいろあると思いますが、文系なら英語、理系なら英語と数学を徹底的に復習しましょう。
英語に関しては、まず英単語・英文法・英語長文と3つの要素がありますが、全てバランスよくやること。
新しく問題集を買う必要はありません。学校で使っている単語帳、文法の問題集、そして学校で扱った英語長文を復習します。
理系の場合は、英語と並んで数学も同じ優先順位でやる必要がありますが、1年生の時に習った範囲をチャートなどの問題集で入試レベルに仕上げてしまいましょう。
数学が苦手になる理由は学校で習った範囲を、受験勉強としてまた後で勉強しなければいけないからです。ですから、既習範囲の復習は必須です。
【復習する上でのポイント】
復習する時、最初は、簡単な基礎問題から始めます。問題集の基礎・標準レベルの問題ができることをきちんと確認し、発展レベルは基礎・標準レベルが完璧になってから取り組みます。
問題を解く際は、長く考えすぎず、3分考えてわからなければ解法を確認し、それを何も見ないで解答を再現できるようにしましょう。
同じ問題ができて、そのあとに類題を何も見ずに解ければ完璧です。
《 まとめ 》
新高2であっても新高3であっても、この春休みに受験科目の全てを自分の思い通りに勉強する事は確実に不可能です。だからこそ優先順位をつけます。
最悪なのは欲張って全教科を同じ度合いでやろうとして全部中途半端に終わるパターン。それよりは絶対に終わらせなければいけないことを、絞りそれを徹底的にやった方が良いです。
ですから、
①優先順位をつけて春休み中に何をやるか決める
②何をどれくらい、いつまでにやるかを決める
③とにかく実行する
の3ステップを確実にこなしましょう。もう受験までのカウントダウンは、始まっています。
植田駅前校 教師 門脇