目標設定の仕方 ~指導事例~
大学受験に向け受講を始めたAくん、初回指導の印象としてはかなりのテコ入れが必要な状況でした。受験科目・出題範囲を整理しきれておらず、受講前までの勉強は何となく学校授業と並行して勉強していただけでした。そのため、受験勉強に対する意欲も決して高いとは言えない状態でした。
そこで、指導で最初に取り組んだことは、『目標の設定』でした。
志望大学(大きな目標)の受験についての情報を整理し、受験までを逆算し、克服すべき単元(細かな目標)を洗い出し、計画を立てていきました。
出題傾向を分析し、頻出単元や、頻度は少ないが周期的に出題される単元などを整理し、優先順位をつけ勉強を進めていくこととしました。その上で、彼に合う問題集を決め、授業と家庭学習で何をどう進めていくのかを決定しました。
上の整理も、私から一方的に伝えるのではなく、一緒に行うことで具体性を感じ取ってもらえます。具体性を感じた上で、何にどう手をつけるべきなのかを明確にしてあげたことで、学習意欲も向上してくれました。
目標が大きすぎたり漠然としたりしていると、どこから手をつけていいのか分からなくなるものです。できるだけ細かい目標を設け、段階的に達成していくことで大きな目標の達成につながります。
結果、彼の努力の積み重ねで、それまで理解できずに放置されてた問題を一人でも解けるようになり、徐々に得点も向上していきました。
勉強を頑張ることも大切ですが、その方向性が具体的なものになっていない場合、一度立ち止まって、上手に目標設定してみることも大切です。マンツーマン指導ではそのようなお手伝いもしていますので、ご遠慮なくご相談ください。(代表番号:0246-25-2511)