読解力を向上させたいという声を多くのご家庭からいただいています。

教科としての国語の成績を上げたいお考えが主ですが、他教科の出題文章の正確な読み取りを意識されてのご依頼もあります。

現状を確認したところ、Ｋくんの文章に触れる習慣は決して少なくはありませんでした。しかし、同じ「文章を読む」作業でも、字面だけ追いかけている、内容把握を伴っていない文章の読み方になっていました。

そこで、読解力を向上させ得る文章の読み方を指導しました。

①Ｋくんの現状に合う長さ・難易度の文章を与え、その文章を読んだ上で『要約してくる』課題を出しました。

②ポイントをまとめようと意識すれば、必然的に字面だけ追いかけるような浅い読みではなく、内容を把握しようという深い読みになります。

③次回授業で要約した文章をチェックし、ときには不足する文を補ったり、余分な箇所を削除したり、また、指導者側で要約した文章に触れてもらうことで、

・意味を理解し読む訓練

・要約力や表現力も同時に養成

を進めました。

※読み取りやすくするための読んでいる文章へのマーキングの仕方なども指導しました。

字面だけ追いかける読み方と、内容を把握しようという読み方では、同じ文章読解の訓練であっても積み重ねの差は歴然としてきます。マンツーマン指導では、一人ひとりの現時点での読解力に合わせ、適切な負荷を提供し、向上を促すことが可能です。長すぎる、難し過ぎる文章に強制的に触れさせられることで、ますます文章嫌いになってしまうケースもありますのでご注意ください。（代表番号：0246-25-2511）