2020年度「福島県立高校入試」分析 英語
2020年度 福島県立高校入試 英語
2020年3月4日に行われた福島県立高校入試「前期選抜試験」の「英語」について分析です。
【総評】
例年と変わりなく、リスニングからリーディング、ライティングとまんべんなく設問がそろっている。また昨今の問題を反映してか、大問４の会話文では、日本に住んでいる外国人が抱える問題が、大問５のスピーチ原稿の英文では、プラスチック製品に関する問題が出題された。
【大問１】
リスニング問題。例年と変わらないが、今年は放送問題２と放送問題３の順番が入れ替わった。いずれにしても英語を聞き取る力、聞こえた英単語を書く力が必要なのは変わりがない。
【大問２】
英単語を選ぶ問題、単語並べ替え問題、対話が成り立つように選ぶ問題から構成されている。英語の基礎力を身に着けてしっかり対応したい。
【大問３】
日本語から英語に直す問題。最難関問題のひとつ。言いたいことを英語で表現する練習を普段から行っていないと、正答するのはかなり難しいだろう。
【大問４】
東北地方に住む外国人が直面する問題について、複数人で話し合っている会話文。資料から数字を読み取る力、会話の内容が指している地図記号を理解する力が必要。また、誰がどんなことを発言しているかも把握しなければならないので、混乱しないようにしたい。日本に住む外国人や日本を訪れる外国人が年々増加している社会現象を取り上げているので、日頃からニュースなどを見聞きして、身近なこととして捉えることが大切。
【大問５】
プラスチック製品に関するスピーチの問題。大問４と同様、かなりの文章量があり、かつ、内容も環境問題に関することなので難易度が高い。大問４と同様、日頃から世の中のことに関して関心を持ち、問題意識を高めておく必要がある。
