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国立「福島高専」一般入試 どう攻める?ーその9 《社会編》

国立 「福島高専」 一般入試 どう攻める?

 

シリーズの

 

・ 教科別の学習の『コツ』

 

の 第4弾、今回は、『 社会 』です。

 

 

国立高専の社会の入試問題の問題形式は、例年ほぼ同じで、ここ3年間は同じパターンでの8題構成となっています。

 

【 ☆.  地理・・・3題,歴史・・・3題,公民・・・2題 】

 

どんな分野の問題が出題されたか、過去3年間分の出題分野をみてみましょう。

 

 

 

【2020年度】

 

大問1

・地理

〈 世界地理―ヨーロッパの気候・産業など [ 図表問題 ] 〉

 

大問2

・地理

〈 日本地理―農業・工業など [ 図表問題 ]  〉

 

大問3

・地理

〈 日本地理―地形・気候など [ 図表問題 ] 〉

 

大問4

・歴史

〈 古代~中世 [ 史料問題含む ] 〉

 

大問5

・歴史

〈 中世~近代 [ 史料問題含む ]  〉

 

大問6

・歴史

〈 近代~現代 [ 史料問題含む ]  〉

 

大問7

・公民

〈 憲法(人権)・政治のしくみなど  〉

 

大問8

・公民

〈 経済のしくみなど  〉

 

 

 

【2019年度】

 

大問1

・地理

〈 世界地理―南アメリカの気候・産業など [ 図表問題 ] 〉

 

大問2

・地理

〈 日本地理―農業・工業など [ 図表問題 ]  〉

 

大問3

・地理

〈 日本地理―地形図 [ 図表問題 ] 〉

 

大問4

・歴史

〈 古代  [ 史料問題含む ] 〉

 

大問5

・歴史

〈 中世~近世 [ 史料問題含む ]  〉

 

大問6

・歴史

〈 近代~現代 [ 史料問題含む ]  〉

 

大問7

・公民

〈 憲法・政治のしくみなど  〉

 

大問8

・公民

〈 環境問題  〉

 

 

 

【2018年度】

 

大問1

・地理

〈 世界地理―世界の地形・各国の特色など [ 図表問題 ] 〉

 

大問2

・地理

〈 日本地理―農業など [ 図表問題 ]  〉

 

大問3

・地理

〈 世界地理―日本や世界の国々の特徴 [ 図表問題 ] 〉

 

大問4

・歴史

〈 古代~中世 [ 史料問題含む ] 〉

 

大問5

・歴史

〈 中世~近世 [ 史料問題含む ]  〉

 

大問6

・歴史

〈 近代~現代 [ 史料問題含む ]  〉

 

大問7

・公民

〈 政治制度など  〉

 

大問8

・公民

〈 経済のしくみなど  〉

 

 

 

このような形で出題されています。

 

 

国立高専の社会の入試問題の問題形式は例年ほぼ同じなので、社会攻略のために過去問をしっかりと勉強する事が大切です。

 

 

地理、歴史、公民も幅広く出題されるので、苦手分野を作らずにまんべんなく勉強しましょう。

 

 

 

 

 

高専の社会の特徴は、地理ならば 「 地図やグラフ,表など 」 の 『 図表 』 から、歴史ならば 『 史料 』 から、それぞれ “ 内容を読み取って解答する問題 ” が毎年出題されているということです。

 

 

『 図表や史料からの総合的な判断力 』

 

 

が試されるという感じです。

 

 

 

 

具体的にみてみましょう。

 

 

 

 

地理ならば、問題の 「 図やグラフ,表 」 にあるデータから数量関係や位置関係を拾い上げて判断する問題です。

 

 

そういった問題では、落ち着いて数値やデータを読み取り、自分が持っている知識と重ね合わせて総合的に判断すれば答えが導き出せるので、

 

 

「あせらないで考えてみる」

 

 

練習をしておくことが大切です。

 

 

 

歴史ならば、問題の 「 史料 」 にある情報から、解答に関係する内容を拾い上げて判断する問題です。

 

 

そういった問題では、

 

 

問題文で「何が問われているのか」ということをしっかり押さえると共に、

 

 

史料に「何が書かれているのか」ということをしっかり押さえることが大切です。

 

 

それらの点を確実に押さえ、自分が持っている知識と重ね合わせて総合的に判断すれば答えが導き出せるので、

 

 

「あせらないで考えてみる」

 

 

練習をしておくことが、やはり大切です。

 

 

 

社会の試験の問題数は多くはないので、時間に余裕があると考えしまいがちですが、図表や史料を読み取るには、時間がかかります。

 

 

そのため、解答のスピードにも十分注意して、問題練習していきましょう。

 

 

 

「図表・史料問題が苦手だな」、と思うようなら、市販の「図表・史料問題集」がありますので、早めに取り組み、日頃から様々な資料問題になれておくことが入試での成功のカギになります。

 

 

 

また、時事問題が含められて出題されることもあるので( 大問6 )、時事問題の対策も欠かせません。

 

 

今年どんな事件や社会的事象があったか、そのことには、どんな背景が関係しているか、まとめておくと良いです。

 

 

また、「まとめている時間がない!」 という場合、毎年、「時事問題」をまとめた本(文庫本サイズくらいのものです)が出版されますので、手っ取り早くその本を購入し、読んでおくという方法もあります。

 

 

時事問題の対策も忘れないようにしましょう。

 

 

 

これまで、社会の入試の特徴について考えてきました。

 

 

 

社会の入試問題も、これまでの教科と同様、特徴があるものの、極端に難しい知識を問う問題は少ないです。

 

 

 

ですから、基本的な用語、基本的な問題パターンをしっかりと理解した上で総合的に応用して判断し解答する力が必要になってくるので、全ての事項を正確に深く勉強をしていきましょう。

 

 

 

これまでの教科同様、高専入試の 『 社会 』 を攻略する為には中学3年間の教科書のレベルの内容は確実に理解できているように勉強しましょう。

 

 

『 社会 』 の攻略のため、過去問に取り組むことの他に、日頃から、どんな勉強を心がけることができるでしょうか。

 

これまでの教科と同じです。

 

「教科書やワークの完全理解と、素早く正確に解く解答力の定着」です。

 

教科書に載せられている太文字部分徹底的かつ確実に覚えましょう。

その上で、多くの問題にあたって様々な問題のパターンを経験して理解しましょう。

 

 

どのように練習したらよいでしょうか。

 

これまでの教科と同じで、学校で渡されるワークならば、

 

A問題(基本問題)は、途中で止まったりせずに ” あっという間 ” に解いて、正答率100%

 

そして、B問題(標準問題)や まとめの問題 も、同じく、途中で止まったりせずに解き、正答率100%

 

さらに、実力テストや新教研テストで間違った問題・わからなかった問題をきちんとやり直し、

 

『間違いなく解ける』

 

ように練習します。

 

 

 

このようにして、

 

『 一度取り組んだ問題は、迷いなく、正確に解ける 』

 

この状態に 『必ず』 もっていきます。

 

目指すのではありません。自分を、その状態に 『必ず』 もってゆくのです。

 

これが、高専受験の社会攻略の基本中の基本です

 

この状態になって初めて、特徴がある問題を解きこなすことができるようになるのです。

 

 

 

日頃の学習において、しっかりとした基本知識に基づき、図表や史料からの情報を総合的に判断する力を身に付けることにより、

 

入試の『 社会 』 を攻略すことができるのです!

 

 

 

次回の記事では、『国語』 の攻略法について考えます。

 

お楽しみに!

 

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