全国に130校、駅前の完全個別指導塾、KATEKYO学院

TOPICS from KATEKYO

  • TOP
  • TOPICS
  • 2021年度 福島県立高校入試分析「国語」

2021年度 福島県立高校入試分析「国語」

2021年3月3日に行われた福島県立高校入試「前期選抜試験」の「国語」について分析です。

 

【総評】

昨年変わった大問1は今年も継続したが、大問6つの構成は今年も変わりなし。漢字・慣用句・古文・物語文・説明文・作文と総合的な国語力を問われている。

 

【大問1】

昨年からの新傾向を引き継ぎ、漢字の読み問題4問、漢字の書き問題4問は変わらず。

さらに昨年は書写問題があったが、今年は慣用句問題となった。「襟を正す」「棚に上げる」など、日ごろからさまざまな言葉に触れて意味を覚えておきたい。

 

【大問2】

例年、詩・俳句・短歌のいずれかが出題される大問2であるが、今年は短歌からの出題であった。季節の移ろいと鳥の声についてうたった短歌に関する設問が並ぶ。問題文をしっかり読めば正答は難しくないだろう。

 

【大問3】

二つの書き下し文を読んで設問に答える問題。一つは漢文からの出典であるが、内容理解はそれほど難しくない。また、二つの書き下し文を読んで話し合っている3人の会話の内容も、ヒントとなるだろう。

 

【大問4】

大問4は例年通り物語文からの出題。主人公である中学生の女の子の気持ちが、物語前半と後半で変わっていくのを読み取ることができれば、記述問題もしっかり書くことができるだろう。

 

【大問5】

大問5は論説文からの出題。文章を書くということについて、「流れ」と「構え」、「魚の目」と「鳥の目」の対立項目をしっかり理解できれば、本文の内容もさほど難しくはない。60字での記述問題が設定されているため、必要な要素を抜き出しつつ文章をまとめ上げる力が必要となるだろう。

 

【大問6】

例年通りの200字作文問題。
「自分自身を変えること」について、前段では与えられた資料から読み取れることを記述し、後段では「自分自身を変えること」についての考えや意見を書くというもの。日常ふとしたときに考えるような内容のため、人によっては文字にするのが難しいかもしれない。

「TOPICS from KATEKYO」一覧へ戻る

ページのトップへ