中学教科書の改訂について
今年度より、教科書改訂が行われました。
そろそろ新しい教科書にも慣れてきたころかと思います。
英語は習ってない単語や文法がここぞとばかりに出てきているし、単語は難しくなってるし・・・数学も復習と書いてあるけど習った覚えがない、と戸惑っている声も多くあります。
改訂により難易度が上がったと感じるより、義務教育で必要とされる能力が変化したと考えてみましょう。
今までは「教科書通り解けること」が課題でした。
今年からは「教科書の知識を使って何ができるか考える。考えた結果を発表しあって意見交換ができる」と大きく変わっています。
これは大人になってから身につけるスキルだと思っていましたが、思考が柔軟な若いうちから身に着けていこうという意図があるように思えます。
特に英語ではそれが顕著に表れています。聞いて、読んで、学んで、英文を書いて、声に出して発表するまでが学習の流れです。今まで読んで学んで覚えて終わりだった中3生は特に戸惑うと思います。ちょっとついていくのがつらいかも、と感じているのであればスマートフォンを使いリスニングからはじめてみましょう。
① 明日学校の授業で学習するページのQRコードを読み取って、教科書を見ないで何回か聞き流す。
② 単語が聞き取れるようになったら、音声を教科書を見ながら目で追う。
③ 音声を止めてすらすら言えるまで音読する。
これを行うだけで苦手意識がだいぶ改善されるはずです。ぜひチャレンジしてみてください。