続・学習の基本作法を考える(〇△×)
前回のTOPICSで基本作法、工夫の大切さをご案内したところ、「問題を解く」ときの工夫の仕方を具体的に教えてほしいとのお問い合わせをいただきました。
基礎学力や目標など、生徒さん個々の状態により効果的な工夫は異なりますが、一例としてご紹介いたします。
問題集を解くとき、
①確信をもって正解した設問には「〇」
②正解したが不安のある設問には「△」
③不正解だった設問には「×」
を付けます。
このときに大切なのは、②です。
自分を甘やかさずに、少しでも不安があれば「△」を付けましょう。
ここまでの取り組みで、<ただの問題集>ではなく、<自身の弱点を明確にしたオリジナルの問題集>の出来上がりです。
このあとは、〇も△も×も、何度も同じように繰り返し解く必要はありません(そのための<オリジナルの問題集>です)。
まずは△の付いた設問を確実に解けるようにし、次いで、×の付いた設問を解けるようにしていきましょう。
この方法の一番のメリットは、自身のウィークポイントに絞った問題の練習に効率よく取り組めることです。
限られた時間の中で、既に確信を持てる設問にも、△の設問にも、同じだけ繰り返し取り組むのは非効率的です。
((補足))
・〇の設問でも抜け落ちが無いか、定期的に再確認する機会は設けるようにすべきです。
・△・×の設問は、次に正解できたとしてもバッチリになるまで複数回取り組みましょう。
※「△→〇→〇」などと、設問に履歴も記入し、「連続何回〇が付いたらOK」など自分なりの目標を設けるのもひとつです。
・×が△にもならない場合は理解不足と考え、根本原因究明と対策を進めましょう。
理解できたものは「△」のように繰り返し問題を解いて「〇」を目指し、「×」の理解が進まない場合はどんどん受講時に発問・解消してください。その上で同様に繰り返し問題を解き「〇」を目指すことで、学力向上を得られます。(代表番号:0246-25-2511)