中学校入学までに養いたい「思考力」
「小学生の時はいつも90点、100点取っていたのに、中学校に入ってから見たことのない点数の答案が返ってきた!」とビックリした経験はありませんか?
その点数ギャップの原因は「思考力」があるかどうかです。
小学生のうちにどれだけ「思考力」を養ってきたかがカギです。
では、どうやって「思考力」を養うかです。
実は、「思考力」の土台は「想像力」です。
簡単な例です。
「みちこさんがリンゴを3こもっています。けんたくんがみかんを6こもっています。リンゴとみかんあわせてなんこですか。」という問題です。
さあ、みちこさんがリンゴを3こもっている姿とけんたくんがみかんを6こもっている姿が思い浮かんだでしょうか?情景が思い浮かんだ人は「想像力」があります。
情景を思い浮かべながら、
3+6=9 こたえ 9こ
と式を表して、答えが出せるのです。
これは図形にも当てはまります。国語の文章題にも、英語の短文にも、理科の実験にも、社会の地理・歴史にも同様です。「想像力」を膨らませ「思考力」を育む環境は、日常生活にたくさんあります。
【遊び】
おままごと、ブロック、なぞなぞ、しりとり、ぬりえ、ごっこ遊び、ジャングルジム、すべり台、ブランコ、おにごっこ、かくれんぼ、じゃんけん、トランプ、オセロ、人生ゲーム、将棋、キャッチボールなど
【お手伝い】
洗濯物をたたむ、食器をはこぶ、肩たたき、お風呂そうじ、トイレそうじ、窓ふき、布団干し、ペットの世話、雑巾がけ、玄関そうじ、靴をならべる、新聞を取ってくるなど
特別なことをする必要はありません。遊ぶ時は思いっきり遊んで、お手伝いで家族の役に立つ経験をして、そして勉強に集中する。
遊びもお手伝いも失敗していいです。失敗の原因は何だったのか、失敗を繰り返さないためにはどうしたらいいのかを自分で考えさせてください。
決して、「思考力」をつけるために「さあ遊びなさい」「さあお手伝いしなさい」というふうにやらせないでくださいね。すぐに「思考力」に直結するわけではありませんが、メリハリのある生活から自然に「思考力」を養えますよ。
思考力がどれくらいになっているかな?と確かめる機会もあるといいですね。