３月３日～５日、県立高校前期選抜試験が実施され、受験生は試験に臨みました。今年度は、福島南の情報会計は１．９３倍、同じく文理は１．４９倍、そして福島西の普通が１．４５倍と非常に高い倍率となりました。また、例年あまり倍率が上がらない福島高校が１．１７倍となり少し高めになりました。橘高校が１．３２倍、福島東は１．２４倍となり、上位校に人気が集まったと言えます。

今回の入試問題については極端な変化はなかったと言えますが、記述問題が少し難しくなったり、自分で考えて書かせる問題が目立ちました。全体を通して見れば、例年そうですが基本・標準レベルの問題は本当に易しく、応用の問題は極端に難しいため、福島県の入試は平均点は高めだが高得点者があまり出ないという傾向があります。そのため、基本・標準レベルの問題でケアレスミス・イージーミスを犯すと、それ以外の問題での挽回が非常に難しく、致命傷になりかねません。そうならないためにも、まずは基本・標準レベルの問題正解率を安定させることが最優先だと言えます。

今年の中学３年生も、６月～７月にかけて多くの生徒が部活動を引退し、いよいよ本格的な受験勉強がスタートします。７月からは新教研テストも始まりますので、スタートで遅れを取らないよう、早い段階で受験生としての勉強法を確立しましょう。

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