テストの解きなおし
新1年生の皆さん、初めての定期テストお疲れさまでした。
結果はどうだったでしょうか?
どんな結果でもそのままにして忘れてしまうのは、とてももったいない行為です。今回の結果を見直して、次の期末テストや学力テストに活かしていきましょう。
解き直しの前にすべきこと
テストが帰ってきたとき、1番大事なのは解きなおしをすることです。分からなかった問題をもう1度解いて身に付ける。テストの復習で一番大事な部分です。
しかし、その解きなおしの前にすべきことがあります。それが「解けなかった問題のパターン分け」です。
漠然と解けなかった問題と解けた問題の2種類に区分していませんか?解けなかった問題の中には、
1、計算ミスやスペルミスなどの、細かいミス
2、迷った挙句間違えた選択問題
3、部分点が貰えた記述問題
4、あとから見直せば完璧に解ける問題
5、まったく分からなかった問題
などいくつかのパターンに分けられます。
これらのパターンは復習の仕方がそれぞれ違い、また、優先度も異なるので、区別が重要です。
例えば、1、4に関しては、見直しの癖をつければ自然と減っていくモノですので、解きなおしの優先度は低めです。
逆に、2、3は定着率が100%まで届いていないものの、ある程度記憶に残っているものです。これらは他の問題に比べ短時間で100%の定着率にできる可能性があるため、優先度は高めです。
パターン分けを意識することで、無駄なく自分の弱点を補強することができます。復習が面倒で簡単な問題や得意な問題の復習からしがちですが、それらは点数を上げるうえで遠回りな道かもしれません。
解きなおしと同時におこなうこと
先ほど「解けなかったパターン分け」の話をさせていただきましたが、解きなおしと並行して「自分の得意・不得意な出題パターン」を見極めておくことが大事です。
テストでは選択問題、リスニング、長文、漢字の読み書き、計算問題、グラフ・表、記述問題、など様々な形式で出題されます。
同じ出題形式でも教科によって得意・不得意が変わる場合もあります。例えば英語の選択問題は得意だが、社会の選択問題は苦手、数学のグラフは得意だが、理科のグラフは苦手などです。解きなおしをする中で、自分の正答率が高いもの、低いものを分類しておきましょう。
こうすることで、テスト対策をする際にどんな問題を重点的に解けば良いのか、またどんなテキストや問題集が良いのかの参考になります。
特に福島県入試では教科によって出題傾向が固まっているものもあります。出題傾向と自身の得意・不得意を比較してどの問題を重点的に解くべきか、どんな学習をすればいいのかを考えることで最短距離で対策を終わらせることができます。
まとめ
テストの後の解きなおしは、自身の弱点や得意分野を見つけ出すチャンスです。ただ解きなおしをするだけでなく、出題傾向や自身の正答率の分析を同時に行うことで、次回以降のテストにつなげることが出来ます。
高校入試は中学校3年間の積み重ねを試されます。3年生から受験の準備を始めるより、1年生から準備を始めた方が復習にも多くの時間を掛けることができます。そのため、解きなおしはただテストが終わった後の行為ではなく、入試に向けた準備といっても過言ではありません。
もちろん3年生になって復習の時間を取ることもできますが、3年生には3年生の勉強がありますから、復習は早めに始めておくことが大事です。したがって、定期テストの見直し、解きなおしの積み重ねが入試対策の基礎になることは間違いありません。
しかし、出題傾向の分析や自分の得意・不得意の判別は有効な反面とても難しく、すぐに出来ることではありません。そこでもし家庭では厳しいと思った場合は塾や家庭教師の力を頼ってみませんか?
KATEKYO学院ではマンツーマンで指導しておりますので、さんがどお子さがどんな問題を解くべきか、どこが弱点なのかを細かく判断することも可能です。
中間テスト、期末テストの結果を受けて、2学期では目標点数を取りたい、弱点の補強をしたいという場合はぜひKATEKYO学院へご連絡ください。