全国学力調査 中3理科 正答率低下
小学6年生と中学3年生に、全国学力調査が行われました。
理科は4年ぶりの実施となりますが、中3の平均正答率が17ポイント悪化しました。平均正答率は49.7%
新しい学習指導要領では、「探求学習」が重視されています。これらの問題で正答率が低かったようです。
また、コロナ禍で観察や実験の授業が減っているようです。観察実験を「週1回以上行ったとする中学校は45.8%で前回から18.8ポイント下がっています。
観察や実験のなかで、科学的に結論を導く過程を訪ねた出題だったため、従来のテストと異なり戸惑った生徒が多かったと予想されます。
理系の人材を育てる意味で、上記の考え方は理解できます。教育の現場でそれが浸透するには、様々な工夫や時間が必要だと思いました。特に、小・中・高、大学受験に一貫して、こういった考え方が浸透していかないと厳しいですね。
KATEKYO学院 原町・相馬教室 教務部 高橋 浩和