【郡山駅前校】眠られぬ夜のために
昨日、受験生との面談の際に「この頃、いろいろ考えてしまってよく眠れない」という話が出ました。「ライバルは何時間、勉強しているのか」とか「有名校の人はきっと優秀なのだろう」など、気になって仕方がないのだそうです。
このコラムを読んでいる皆さんは、今から、他の受験生を気にするのはやめにしましょう。同じ試験を受ける、いろんな地域のたくさんの人が、「どのくらい勉強しているのか」「何問の正解を導き出せるのか」といったことを知る術はありません。他の受験生はいわば「得体の知れない相手」です。幽霊しかり、未知のウイルスしかり、初めて対戦する他県の強豪チームしかり、得体の知れない存在と対峙する時、人は不安になります。
では、どうすればよいか。
試験問題に向き合ってください。幸いなことに、特殊な事情でもない限りは、受ける生徒が毎年変わっても合格ラインはおおよそ一緒です。「こういった傾向の、このくらいの難易度の問題で、合格に必要な点数を取る」ことにフォーカスしましょう。相手を十分に研究することもでき、自分が成すべきことも組み立てやすくなりますから、「得体の知れない存在」に思い悩むよりずいぶんと気がラクになるはずです。
真摯に取り組む姿を見てきました。皆さんが持てる力を存分に発揮することを願っています。