バイリンガルのすすめ
バイリンガルとは正確には、2ヶ国語を流ちょうに使いこなせることを言いますが、2ヶ国語に限らず、「自分の話し言葉」以外の言語に通じている状態を広い意味でバイリンガルと言うことができます。
以前、英語学者の先生が「小さい頃に漢文をやっていたことがとても良かった」とおっしゃっていました。これは漢文をやっていたから、外国語が習得し易かったという意味です。逆に大人になってドイツ語や英語をやってから漢文を読んでみると、今までちんぷんかんぷんだった部分が非常に良く理解できるそうです。
これはどういうことかというと、人は小さい頃に母国語以外の言語体系を経験することがとても大切であり、後に外国語を習得する際に必ずその経験が役に立つと言えるのです。
話は飛びますが、明治維新の頃を考えても、幕末の武士は他の言語として漢文しか習っていませんでした。しかし、アメリカやヨーロッパ各国に渡った彼らは比較的短期間で、英語・スペイン語・オランダ語などをマスターしています。これには、やはり幼少期に漢文をみっちりやっていたという経験が役に立っていると言われています。
このようなことからも、小さい頃から英会話などを習うことによって2つの言語を並行して覚えるという方法は、幼児期の脳を刺激するという観点からも、非常に効果的だと言えます。また、日本語と英語といったレベルではなく、例えばお父さんは福島弁、お母さんは関西弁というバイリンガル環境も、子どもにとっては刺激となるようです。
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