高校入試対策「国語の作文」を書くポイント その2
以前、国語の作文を書くポイントとして言葉の定義をしっかりすることが大事であると紹介しました。
今回は違う視点から別なポイントを紹介したいと思います。
今回紹介するポイントは、
「できるだけ具体的な内容を書く」
です。
例えば「自由な時間とお金があったら何をしたいですか?」という質問があり、それに対して
「世界中を旅して、いろいろなものを見て、いろいろな食べ物を食べて、たくさんのことを経験したいです。」
と答えたとします。
世界中を旅していろいろな経験をしたいなんてとても素敵なことですね。
ですが実はこの答え、具体的なことはなにひとつ書かれていません。世界中と言っても世界には大小さまざまな国や地域がありますし、食べ物もいろいろあります。
どこへ行って何を見たいのか、何を食べたいのか、どういう経験をしたいのか、そのへんをもっと具体的に書いていくと、読んでいる側はより理解しやすくなります。
例として、さっきの質問に次のように答えたとしたらどうでしょう?
「東南アジアのシンガポールに行って、国のシンボルであるマーライオンを見て、地元の人もよく食べているチキンライスを屋台で食べて、シンガポールフライヤーと呼ばれている観覧車に乗ってみたいです」
内容がかなり具体的になりましたね。このように実際の地名や場所、料理名などを書くと、文章が一気に現実味を帯びて読む側も想像しやすくなり理解度が増します。
今回は作文を上手に書くためのポイントとして「できるだけ具体的な内容を書く」を紹介しました。ぜひ参考にしてみてください。