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「読解力と読書」

「読解力」という言葉があります。

文字通り、文章をんで理するのことですね。

国語や英語のような文章を相手にする教科だけでなく、数学でも理科でも社会でも要求される力です。

(教科書もテストの問題文も文章で書かれていますから)

 

仮に学校を卒業して働き始めたとして、やっぱり必要になる力です。どこにでも文章はありますから。

 

しかし、この「読解力」は簡単に手に入らないという点があります。

しかも短期間では身に付かないのも特徴です。

 

そこで『読書』をしてみるのはいかがでしょうか。

まず文章そのものに慣れることから始めてみてはどうでしょう。

「読解力を身に付けるため」などと肩ひじを張らなくても大丈夫です。

最初は、気になった本を手に取るところからで構いません。

形式は小説でもエッセイ(著者の意見や体験談などを述べた文章)でも構いませんし、小説のジャンルもファンタジー・ミステリーなど多種にわたりますが、まずは気になるものを手に取ってみましょう。お気に入りのマンガを小説化したものでも構わないでしょう。

 

読み進めていき、やがて何冊か読むうちに自分自身の「好み」がわかってきます。「好み」は、その人を特徴づけるために本当は欠かせないものです。「好み」を知ることは自分自身を知ることでもあります。読解力は、「好み」を知る過程でだんだん身に付いてくることでしょう。

 

また、読書をして、文章に慣れることで得られるものは、読解力以外にもあります。

 

それは文章を読む「スピード」です。

 

テストの際、もちろん文章を丁寧に読むことは大事ですが、最後のほうの問題にたどり着く前にテスト時間が終わってしまっては元も子もありません。

テストでは読解力の他、ある程度の「スピード」は必要です。

「スピード」習得にも、読書ひいては文章に慣れることがまず第一歩だと思います。

生徒の皆さまだけでなく、保護者様も空いた時間に読書はいかがでしょうか。

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