2025年度 福島県立高校入試分析「社会」

2025年3月5日に行われた福島県立高校入試「前期選抜試験」の「社会」についての分析です。
総評
大問6つの構成は例年通り。地理は基礎的内容を問うものが多く、易化傾向であった。歴史では、各時代における日本と海外との関係が問われた。公民では、国内の事だけでなく、世界に関することも出題された。幅広く学習する必要があるだろう。
大問1
地図の種類とその特徴、グラフや表からわかることを読み取る問題が出題された。(2)の偏西風については、理科と関連して学習するとよい。(6)-①は、日本の国土面積を覚えていないと正答するのは難しい。(6)-②の記述は、与えられた語句を「持続可能な開発」と関連付けられれば得点できる可能性は高いだろう。
大問2
日本の地理から出題される大問2であるが、今年度は中部地方からの出題であった。自然、農業、工業とバランスよく出題されたので、各地域の特色をしっかり教科書で確認すること。(2)の抑制栽培は、促成栽培とともによく出題されるので覚えよう。(5)の中部地方の工業は、中京工業地帯が有名。中京工業地帯は輸送用機械(自動車)の占める割合が大きいことを押さえるとよい。(6)の地図の読み取りと記述についてはそこまで難しくはないだろう。例年同じ地域が続けて出題されることは原則ないので、過去問を見て出題されていない地域を学習するとよい。
大問3
中国と金印、琉球王国についてなど、日本と海外との関わりに関する歴史を中心に出題された。(4)は、世界遺産である石見(いわみ)銀山を答えさせる問題であった。関連して、同じ世界遺産である屋久島や白神山地なども合わせて覚えるとよい。(6)は、「江戸幕府で改革を行った将軍と言えばだれか」を考えれば、容易に答えられたであろう。
大問4
明治時代以降の重要な出来事が中心に出題された。それらの出来事を一連の流れ・ストーリーとして覚えるとよいだろう。(2)に関しては、「外務大臣の名前と、何をやったか」をセットでしっかり暗記する必要がある。(陸奥宗光 - 領事裁判権の撤廃、小村寿太郎 - 関税自主権の回復)(5)の記述は、5・15事件と2・26事件を経て軍部の力が強くなり、政党政治が弱くなったことをうまくまとめるとよい。(7)は、問題で問われている政治体制が1955年に成立したことに気づけば答えられたであろう。
大問5
企業や経済に関する出題。(1)は「誰もが安心して暮らせる社会を実現するため」のものを考えれば正答できる。重要なカタカナ語は覚えよう。(2)の、「大企業と中小企業における、企業数と製造品出荷額の関係」は、教科書のグラフなどで押さえておくとよい。(4)は漢字指定問題なので、しっかり書けるように練習する必要がある。(6)の記述問題は、「消費」というワードをうまく組み込めないと難しい問題。普段から記述練習が欠かせない。
大問6
法や政治の仕組みに関するものが出題された。(1)は自由権に関する出題だが、Yから先に決めて、Xが「貧富の差」ということから経済に関すること(すなわち『経済活動の自由』)だと理解できれば易しい。(2)は、憲法改正に関する正誤問題。憲法改正に必要な数字を覚えていれば難しくない。(5)は、出題にある第1条の文面に「雇用」「男女」「均等」「機会」など核となるワードがあるため、正答しやすかったのではないか。(6)は、日本の内閣総理大臣の選ばれ方を記述する問題。文中にある「どのような人の中から、どのようして選ばれるのか」という2点をまとめればよい。
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