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「なぜ?」を大事にする勉強法

2022年度から新学習指導要領より高校で「地理総合」が必修科目になりました。世間一般では、地理は世界の地図を覚える、世界の地形を暗記する、といったイメージを持つ人もいるでしょう。

 

いえいえ、地理は「結果から逆算して考える」科目なのです。地球上で今見えているものは「結果」であって、考えを巡らせれば「原因」がどこにあるかわかります。

 

例えば、以前東大の入試問題で「ブルーベリー農家が47都道府県の中で、一番多いのは東京だが、これはなぜか考えて答えなさい」という問題が出ました。

 

ブルーベリー農家が「観光農園」を行っている場合が多いです。観光農園は、お客さんを集めやすい地域で開業するのがいちばんです。人口の多い東京周辺だと、お客さんが集まりやすく、観光地として適していると考えられます。などの解答が考えられたでしょう。

 

しかし、多くの人は「ブルーベリー農家」を「結果」として見ているから、その「理由」まで深掘りはしませんね。「ブルーベリー農家」という「結果」だけに満足するのではなく、「原因」を探る思考が重要になってくるといえます。

 

《なぜ?》

《知りたい》

《あらゆる推測から、自分なりの論理を構築してすっきりしたい》

 

こうやって、常に知的好奇心をもって、疑問と思考を繰り返すことはとても大事です。

問題を解くために必要最低限の知識は必要ですが、その知識を基に「どのような考え方ができるか」が大切です。

 

最近の共通テストでは、結果ではなく過程をフォーカスする傾向になってきているように見えます。

結果だけではなく、過程の部分をしっかり理解し、納得するための思考を働かせることが、これからの入試において、またこれからの時代を生きるうえで重要になってくるでしょう。

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