「自分はできる」と信じること:自己肯定感について
各国の高校生を対象に「私は価値のある人間だと思う」という質問調査を行ったところ、「YES」と答えた日本人の割合は44.9%でした。一見、この数値は高いように思われますが、同様の質問をアメリカ人、中国人、韓国人に行い比較すると、それぞれ83.8%、80.2%、83.7%と日本人より高い結果となりました(国立青少年教育振興機構による、米国、中国、韓国、日本の高校生を対象に行った意識調査(2018年)より)。
日本の高校生の約4割は「自分には価値がある」ということになりますが、反対に約6割は「自分には価値がない」と評価しているのです。このように自分自身を価値ある存在として認めることを「自己肯定感」と呼びます。自己肯定感の高さは、「できる」という自信の源です。根拠がなくとも挑戦し続けることで得られた小さな達成感は大事にしてください。時には自分自身で褒めてあげましょう。これを続けていくことが成長につながるのです。
しかし、私たち一人ひとりの価値観が異なるように、心身にかかる負荷も一人ひとり変わります。また心身の状態により普段とは違う受け止め方をする場合もあります。ネガティブなことをネガティブなまま(否定的に)捉えるのではなく、ネガティブなことはポジティブに(肯定的に)捉え直すことが重要です。くり返し行うことで自身が持つ価値観を前向きにすることができます。価値観を上げて、自己肯定感を向上させて、自身の可能性を広げていきましょう。(代表番号:0246-25-2511)