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『「単位」は雄弁に語る』

速さ・距離・時間の計算が苦手という方はいらっしゃるでしょうか。
「単位」に着目すると覚えやすいと思います。

 

「km/h」

 

これは自動車の速度メーターに記載されている、いわゆる「速さ(時速)」を表す単位です。

実は、速さ(時速)の求め方は、単位「km/h」の中に書かれているのです。

まず【/は分数の横線(括線[かっせん]と言います)、hはhour(1時間、2時間の「時間」)】を表すことを覚えておいてください。

 

速さ(時速) = km/h

= 距離(km)/時間(h)

= 距離(km)÷時間(h)

です。

 

同様に、単位を使用して文字式の計算のように、以下の変形もできます。

距離(km) = 速さ(km/h)×時間(h)

= km/h ×h (←hとhが約分され、消えます)

= km

 

時間(h) = 距離(km)÷速さ(km/h)

= km× h/km (←kmとkmが約分され、消えます)

= h

 

上記は速さ・距離・時間を例に挙げましたが、他の単位でも活用できます。
そこで大事なのは、速さや密度、圧力など【○○あたりの□□】を以下のように考えることです。

(例)

時速 = 1時間(h)あたりの進んだ距離(km)

= km/h

密度 = 1立方センチメートル(cm3)あたりの質量(g)

= g/cm3

圧力 = 1平方メートル(m2)あたりの力(N)

= N/m2

 

リンゴ1個あたりの金額 = 円/個 (←リンゴの合計金額を個数で割ります)

 

単位に注目すると、これまでとは違った見方ができるでしょう。特に、数量や単位が多く出てくる理数系・工業系ではより役立つと思います。

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