『自分の字を「好き」になる』
皆様はご自分で書かれた字が「好き」でしょうか。
好きだという方もいらっしゃれば、あまり好きでないという方もいらっしゃるかもしれません。
自分の字が好きだと、漢字や英単語の書き練習に取り組みやすいと言えます。一方、自分の字があまり好きでないと、書き練習ひいては学習そのものへハードルが高くなっている可能性があります(ノートや問題集など、学習≒字を書くこと、と言えますから)。
もしそうならば、やはり「好き」であるほうが望ましいですよね。
では、どうすれば「好き」になるか。
これからは自分の字を「作品」と考えてみるのはいかがでしょうか。
書道や書道アートのように大掛かりに考える必要はありません。すでに皆様のノートや問題集には、苦労して書かれた字があふれているかと思います。
そうして生み出していった字を、「作品」と考えて愛着を持てるようにするわけです。
自分の字があまり好きでないという方ですが、おそらく、書いた字が自分の「好み」と大きく異なっているのだと思います。(丸い字が好きなのに角ばっている、縦長の字が好きなのにあまり縦長でない……などなど)
自分の字が好きでない方は、「好み」との間に大きなズレがある可能性が高いです。
ならば心掛けることは、
① 字の「好み」を知る
② 字を「好み」に近づけていく
です。
① 字の「好み」を知るには
他の人の字で良いと思った点を参考にすることや、字の書き方をいろいろ試すことで、「好み」を知っていきましょう。
② 字を「好み」に近づけていくには
字を書く際、意識的に書き方を「好み」に近づけていきましょう。とはいえ、一度では身に付かないので、日々意識的に字を書いてみましょう。
ゆくゆくは、皆様の書いた漢字や英単語が「好きな作品」として、記憶に刻まれていくことを願っております。