【センター試験とどう違う?】大学入学共通テスト
いよいよ大学入試共通テストの実施が近づいてきました。それに伴い、これまで不明確だった内容が徐々に明らかになってきました。それではこれまでの「センター試験」と新たに導入される「大学入学共通テスト」はいったいどこが違うのでしょうか?
★「マーク式問題」はより思考力・判断力・表現力を重視した問題に
〇大学入学共通テスト(以下「共通テスト」)では、出題者が問題文で示した流れに沿って解答するだけでなく、プロセスを自ら選択しながら解答する部分が含まれる
〇複数のテキストや資料を提示し、必要な情報を組み合わせ思考・判断させる
〇学んだ内容を日常生活と結び付けて考えさせる
〇正解が一つに限られない問題にする
〇他教科・科目、社会との関わりを意識した内容を取り入れる
★「記述式問題」は採点を考慮した「条件付き記述」に
〇記述式問題は、「国語」と「数学Ⅰ・数学A」で出題される予定
〇「国語」では、80字~120字程度の問題を含め3問程度
〇数学の記述式問題は「数学Ⅰ」の内容から3問程度出題
〇自己採点の不一致が課題のため、自己採点用の冊子の作成を検討中
★英語は4技能評価へ転換するため「4技能検定試験」を活用するがその方針は様々
〇国公立大学では2021年1月実施の共通テストに、4技能の検定試験が加わる
〇認定試験は高3の4月~12月の間の2回までの結果を大学に提供できる
〇認定試験の結果を出願資格とする大学、加点として扱う大学、それらを併用する大学など、活用方法は大学により様々
〇私立大学では、早稲田・上智・青山が一般入試に共通テストと認定試験を活用すると公表
以上のように大学入学共通テストでは、様々な点において、これまでのセンター試験とは内容が異なります。
特に国公立大学も私立大学も、大学によって共通テスト・検定試験の概要(受験必要科目・配点、指定されている検定試験の有無やその取扱い)が異なるため、できるだけ早めに志望校を絞り込み、その大学の受験情報を調べておくことが重要になりそうです。
KATEKYO学院では最新の受験情報をもとに、志望校の選定や対策のポイント指導まで1対1で丁寧に対応させていただきます。いよいよ間近に迫った大学入試改革について、不明点や不安なことなどございましたら、お気軽にお問合せ下さい。
お問い合わせ
KATEKYO学院 福島駅前校 024-521-6644