【医学部受験】相双地区から合格するには?
ご存知の通り、医学部の合格は非常に狭き門です。
全国の偏差値で見た場合、最も低いのは川崎医科大学です。
それでも全統記述模試のボーダー偏差値は62.5と高い数字になります。
そして、学費は4,000万円を超えるようです。
私の知り合いに、私立の医学部の学費のために「家を担保にした」という方もいました・・・。
ちなみに、福島県立医科大学の学費は350万円程度です。
当然のことながら、国公立大学の医学部の受験競争は熾烈を極めます。
そんな状況ですが、福島県の場合、上記の福島県立医科大学が、最も合格しやすいと言えます。
(といっても超難関に変わりはありませんが・・・。)
合格しやすい理由は、「推薦」です。
【推薦A枠】
・募集人員25名。
・福島県内の高校を卒業。
・大学卒業後、県立医科大学が指定する医療機関で2年間の臨床研修を行うと誓約できる者。
【推薦B枠】
・県内推薦の募集人員は8名。
・県内の公的医療機関等に勤務することを誓約できる者。
【選抜方法】
・センター試験
・総合問題
・面接
以上のように、県内で勤務する等条件がついていますが、それ故に県内が優遇されています。
なお、推薦を受けるには、調査書段階でAランクが必要です。
高校で優秀な成績を収めつつ、センター試験では80%以上の得点を取り、総合問題と面接に備える必要があります。
総合問題も難問が多く大変ですが、これでも医学部を目指すとした場合、福島県では最も合格に近い手法です。
ちなみに、模試の成績ではずっとE判定だった生徒も、この推薦で合格しているケースもありますので、最後まで自分を信じて頑張るのみですね。
相馬駅前校 教務部 高橋 浩和