【国立大学 入試情報】科目の傾斜配点について
私立大学に比べ、学費が安い国公立大学の人気は相変わらずです。
ただ、国立大学の入試は、センターでの受験科目が多い上に、2次試験まであり、非常に大変です。
勉強する科目の比重を知る意味で、科目ごとの配点について整理したいと思います。
【例① 福島大学 理工学群】
センター試験
国語200点、地歴公民100点、数学200点、理科200点、外国語200点、合計900点
個別学力検査
数学200点、理科200点、合計400点
センターと個別を合わせた総得点が1300点になります。
理工学群の受験で注意が必要なのが、数学と理科がそれぞれ全体の30%を占めることです。
数学と理科を合わせると、62%程度を占めます。
【例② 東北大学 理学部】
センター試験
国語100点、地歴公民50点、数学100点、理科100点、英語100点、合計450点
個別学力検査
数学300点、理科300点、英語200点、合計800点
センターと個別を合わせた総得点が1250点になります。
東北大の場合、個別学力検査の比重が高く、総得点の内、64%を占めます。
なかでも、やはり数学と理科の配点が高いため、注意が必要です。
また、東北大学は2段階選抜もありますので、センター試験の配点が低いからといって、手が抜けない状況です。
全教科を真面目に頑張りつつ、数学・理科・英語に注力する姿勢が望まれます。
相馬駅前校 教務部 高橋 浩和