即、基礎学力に直結するものではありませんが、言葉を知ることは世界が広がることでもあります。

言葉の豆知識としてご参照ください。

「あいにくですが、母はただいま外出しております。」

こうした表現をすることがあるかと思います。

「あいにく」の意味は「ものごとの具合が悪く残念な様子」です。

この「あいにく」、漢字では「生憎」と書きます。

「あいにく」の語源は「あやにく」で、感動詞の「あや」に当て字として「生」が用いられ、形容詞「憎し（にくし）」と続き、「ああ、憎い」の意味があったそうです。

これが現在では、憎いほどに意に反して不都合なことが起こるさま＝「あいにく（生憎）」として用いられています。

言葉の成り立ちを知ることは、言葉を知る楽しみのひとつです。

ぜひ、日常であふれた漢字や表現についても、意味を探ってみてください。

こうした言葉の豆知識が、言葉を知る楽しさにつながり、世界が広がることにつながれば幸いです。（代表番号：0246-25-2511）