【基礎学力を養成する】~言葉を知る~
即、基礎学力に直結するものではありませんが、言葉を知ることは世界が広がることでもあります。
言葉の豆知識としてご参照ください。
「いろいろ試したが、尽く失敗した」という例文の中の、「尽く」。この言葉の読み方・意味は知っていますか。
ヒントとして、よく使われる他の読み方としては、「力を尽くす(つくす)」が思い浮かぶと思います。
「力を尽くす」という場合、持っている力をセーブしたり、手抜きをしているということはないですよね。自分の全力を出し切ることが、「力を尽くす」です。
このイメージを持って、最初の例文に戻ってみると、読み方を推理できるかもしれません。
「いろいろ試したが、尽く失敗した。」
どうでしょう、推理できましたでしょうか?
正解は、読みは「ことごとく」、意味は「全部。残らず、すべて。」でした。
ひらがなで見れば、「ことごとく失敗した」という表現は、それほど難しくはないかと思いますが、漢字だと難しくなりますね。
実際、日常的な表現としては、漢字で「尽く」と書くことはあまりないでしょう。
しかし、漢文の中では、重要漢字となります。
日常的に使われない言葉や漢字でも、古文・漢文、少し古めかしい文語的な文の中に出てくることはありますから、日頃から、広い範囲の言葉を学習するようにしておくとよいでしょう。
こうした言葉の豆知識が、言葉を知る楽しさにつながり、世界が広がることにつながれば幸いです。(代表番号:0246-25-2511/☆教育相談ご予約はコチラ☆)