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【郡山駅前校】英文法のハナシ(ifの中にwillを使わない理由①)

英語を勉強しているみなさん、英文法は好きですか?
「好き!」と答えられる人はそれほど多くはないかも知れません。わたしが指導してきた中でも、英文法が好きという生徒さんはほとんどいませんでした。その主な理由としては、

 

1. むやみと覚えることが多い
2. 分かりにくいルールがある

 

この2つが挙げられます。

 

1の、覚えることが多いというのは、これはある程度やむを得ないところがあります。外国の言葉ですから自然と覚えるというわけにはいかず、意識して覚えなければいけないことは一定量あります。ただし、むやみに暗記に頼る必要はなく、上手な学び方はありますのでご安心ください。

 

2の例として、たとえば「時・条件を表す副詞節中では未来のことも現在形で表す」とか、「同一の人・物における比較のときは最上級にもtheをつけない」などのルールがあります。学生の頃、英文法で学んでいた際に「どうしてだろう」と思った記憶があります。腑に落ちないことを受け入れるのはなかなか大変です。

 

さて、今回取り上げる英文法のハナシは、先に出ました「時・条件を表す副詞節中では未来のことも現在形で表す」というものです。具体的に言うと、こんな文ですね。

 

If it rains tomorrow, I will study at home.(明日雨が降ったら、家で勉強するよ。)

 

この、If it rains tomorrow, というところですが、未来である明日の話をしているのに rainsと現在形になっています。willがつかない。どうしてか。これを学校英文法では、「if節は条件を表す副詞節だから」と説明します。分かるような分からないような、という感じです。

 

なぜ、未来のことを述べているのに、willを使わないのか。

 

ここで、衝撃の事実です。

 

will=未来、という訳ではありません。そもそも、英語には未来を表す決まった形は存在しないのです。

 

たとえば、goという動詞を考えてみます。goは、go /went/goneと変化します。それぞれ、原形、過去形、過去分詞と呼ばれていますが、未来形はありません。未来を表す特別な形といったものが英語には無いのです。

 

その代わりに、未来を表すための様々な表現というものがあります。その際に使われるのが、willであったり、 is/am/are going to~であったり、 現在進行形であったり、現在形であったりするのです。

 

If it rains tomorrow, I will study at home.(明日雨が降ったら、家で勉強するよ。)を理解するには、「will」は「未来を表す決まった形」ではなく「いくつかある表現方法の一つ」と捉える必要があります。では、willは、どのような力を持って未来を表すのでしょうか。

 

次回②に続きます。

(栗林)

 

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