【高校物理】 力①
物理の大きな分野の一つとして「力学」があります。
今回は物理であつかう「力」について,基本的なことを確認していきます。あいまいになっているところや認識不足になっているところがあったら,この際,理解したり覚えたりしてほしいと思います。
力のはたらきは・・・
①物体を変形させる ②物体の運動状態を変える ③物体を支える
力のはたらき方・・・
接触してはたらく力と離れていてはたらく力とがある。
張力,弾性力などは接触してはたらく力,重力,静電気力,磁気力などは離れていてはたらく力。
力の表し方は・・・
力はベクトル。向きと大きさをもつ量。
有向線分(矢印)で表せる。
作用点から,力の大きさに相当する長さの矢印をかく。矢印の向きは力の向きに。
作用点を通り,力の向きに引いた直線を作用線という。
力の大きさ・・・
力の大きさを表すときの単位はN(ニュートン)。運動方程式ma=Fを満たすFの単位(mは質量,aは加速度)。
図示するときは矢印の長さに反映させる。
専属教師 杉山 広徳