冬休み なにを勉強したらいい?《計画・実行編》
もうすぐ冬休みですね。
冬休みは、わずか2週間程です。
無計画にダラダラと過ごせばあっという間に終わってしまいますし、意識とやり方しだいでグンと学力を上げることも可能です。
しっかりと計画を立てて、1日1時間でもやりとげることができれば、短い冬休みでもレベルアップできます!
では、どんな計画を立てて勉強を進めていったらよいでしょうか?
あるノートを作ってみることをおススメします。
例をあげて考えてみましょう。
①. 良くない(あまりうまくいかない)例
最初に、良くない(あまりうまくいかない)計画例をあげます。
○時○分 ~ ●時●分 数学
●時●分 ~ ■時■分 英語
■時■分 ~ 風呂
△時△分 ~ △時△分 理科
このように、時間で細かく区切った予定表です。
なぜこの書き方が良くないかというと、計画どおりに実行できない場合がほとんどだからです。
細かいのは悪いとは言いませんが、計画通りにならなくてたいていは途中で挫折し、ストレスがたまります。
少し計画がくるっただけで「やーめた!」と、あきらめやすくなります。
時間を細かく区切った予定表を作ると、時計ばかり見て勉強に集中できなくなります。
ややもすると、「はやく勉強時間が終わらないかな・・」と、とにかく時間が過ぎればOKと考え、中身のない勉強になってしまうかもしれません。
なぜ、このようなことになってしまうと思いますか?
時間枠だけを細かく決めてしまい、肝心の『その教科のなにを・どのくらい勉強するか』ということを決めていないからです。では、そのことを克服してどのように計画を立てることができるでしょうか。
②. 良い例
効果的な冬休みの学習のカギは『やること計画』です。
どのようにしていったらよいのでしょうか?
大まかな取り組み方はこんな感じになります。
冬休みの学習計画を立てる時、まず、(学校から出された課題も含めた)全体の勉強量を確認します。
↓
冬休みは約2週間ほどなので、全体の勉強量を前半・後半に分けておおまかに計画を立てます。
【 注意:この時、なにかと忙しくなる年末年始のことも考えて “確実にできる予定” を立てることが大切です。】
↓
前半・後半におおまかに分けたものを、1日ごとに取り分けて勉強に取り組みます。
では、もう少し具体的に考えていきましょう。
冬休み前になると、多くの学校では「課題一覧表」が配られます。
その表には、教科ごとに課題の内容が書かれています。
例)
・数学 冬休みワーク □~□ぺージ
・単元プリント1と2
・英語 冬休みワーク □~□ぺージ
・ワーク ○~○ページ
・単語練習プリント (10枚)
これらの課題範囲をもとに予定を立ててゆきます。
最初に優先的に取り組むべきものは、学校に提出するワークやプリントですね。
提出日や、冬休み明けのテスト対策としてやるべきことが決まっているので、冬休み最終日までにやること全てをリスト化してみましょう。
この時、『 冬休み やることノート 』などとネーミングしたノートを用意すると、効果的に取り組むことができます。( ようやくノートが出てきました!/ ちょっとしたことなんですけど、かなりおススメです。たったの2週間なので、めんどうがらずにやってみてください!)
そのノートに、各教科の冬休みの勉強の内容 ( 学校からの課題 プラス 自分で補強したいと思っている部分 ) を書き出し、リストを作っていきます。
例)
・数学
冬休みワーク 2回(繰り返し)
単元プリント 2回(繰り返し)
・英語
冬休みワーク 2回(繰り返し)
ワーク 1回
単語練習プリント 10枚
教科書読み(2学期に学習したところ)
単語の意味確認
・理科
冬休みワーク 1回
計算問題練習(手持ちの問題集を使って)
このリストを元に、冬休みの前半・後半(1週間分ずつ)でそれぞれやることを割り振ってみます。その後、前半・後半におおまかに分けたものを、1日ごとに取り分けて勉強に取り組みます。
もちろん、『その日の中で勉強に取り組む時間は決めておく』ようにします。(←ここもポイントです。)
その日一日のやることを決めて、ノートに書き出します。
例)
・数学 冬休みワーク1回目 2~4ページ
・英語 冬休みワーク1回目 2~4ページ
単語練習プリント 1枚
教科書読み 35~38ページ
・理科 冬休みワーク1回目 2~4ページ
書き出したら、勉強スタートし、予定した部分が終わったら、ノートの項目に線を引き消していきます。予定していた勉強時間よりも早く今日の分が終われば、終わりにします。
勉強は「時間ではなく、何をどれくらいやったか、身に付けたかが重要」ですから、「やること計画」をたてるようにしてください。
しっかりと「やること計画」を立て、「やることノート」を活用し、1日1時間でも『 確・実・に 』やりとげることができれば、短い冬休みでも『 か・な・ら・ず 』レベルアップできます!
次の冬休み、是非取り組んでみてください。