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デジタル教科書の実証拡大(2022年度から)

デジタル教科書とは、法令等によって制度化された児童生徒用の「学習者用デジタル教科書」のことをいいます。

 

原則として紙の教科書の内容と同一で、紙の教科書と併用することなど、使用目的、使用する際の基準などが決められていますが、新たな学びの可能性が拡がることが期待され、国公私立の小中学校の約4割で実証事業が行われています。

これが、2022年度から全校に拡大されることになりました(文部科学省発表)。

 

各教科の特性を踏まえた活用法や紙とデジタルの役割分担を検証するのが大きな狙いのようです。

 

特に現場のニーズが高いのは外国語(英語)で、音声が聴けることが紙の教科書では難しいところですので、どんどん活用できるように学校の通信環境も含めて整備してもらいたいですね。

 

国もデジタル庁を設置したりして様々な分野でのデジタル化を進めていますが、デジタル化がすでに進んでいる国の教育現場では逆に紙の良さを見直す研究も進んできていますので、日本はちょっと遅れている感じもします。

 

日本はやっと紙とデジタルの役割分担を探る試みを始めたばかりですが、日本の子どもたちや教育現場に合った形を模索するのは非常に良いことですので、これからの変化に期待しながら注目したいと思います。

 

会津駅前校・喜多方駅前校  大竹

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