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中学生の理想的な学習方法や学習時間

新中学1年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

少しずつ中学校の学習や、部活動などにも慣れてきた頃でしょうか。

 

今回は、中学生の学習方法や、学習時間について説明していきます。

 

家でどんなことを学習すればいいのか

まず学校の授業は、基本的に教科書に準拠し、教科書の内容を分かりやすく伝えることを目的としています。
どんなテストでも基本は教科書の内容から出されます。特に定期テストは学校の先生がやった授業から出題されるので、授業の内容を理解するのが重要です。

 

そこで、家でやるべきことは、「その日の授業を忘れないようにすること」です。

 

人間の記憶力は長く持たず、次の日には50%忘れるというデータがあります。
皆さんも経験があると思います。何度も繰り替えし見たものは簡単に忘れませんが、1度しか見てないもの、昔の記憶などは思い出しづらいはずです。人間の記憶はよく使うものを記憶し、使わない記憶から消していきます。

 

記憶の消去を止める方法は何度も繰り返し使うことです。そこで、家でするべきことは学校でやった授業の内容を思い出すことです。
ワークの問題を解く、教科書を読み直す、授業ノートをまとめる、どんなことでも構いません。その日のうちにやった内容を復習することで忘れにくくなります。

 

家での学習時間はどれくらいか

家での学習は大きく分けて3つが該当します。宿題、家庭学習、塾や家庭教師です。
2020年に東京大学とベネッセが共同で行った調査では、平均で中学生の自習時間(学習塾や家庭教師を除く)は38分、学校の宿題をする時間が51分、計1時間29分となっています。

 

家での学習時間の内、およそ2/3の時間を宿題に取られていることが分かります。
また、2017年にベネッセが行った調査では、中学生の平日の平均学習時間(家庭学習+宿題+塾や家庭教師)は以下のようなデータが得られています。

  男子 女子
1年生 1時間39分 1時間52分
2年生 1時間43分 1時間42分
3年生 2時間7分 2時間19分

※中学生の平日の学習時間(2017 子どもの生活と学びに関する親子調査2017)

こちらのデータでも宿題に使う時間は46~62分となっており、自習時間よりも多くの時間を使っているデータが出ています。

 

これらのデータから理想的な家での学習時間は、2時間であると考えています。

1~2年生の平均と比べると、1日で10~20分多く勉強する計算になります。

ワークでいえば1~2ページ、ノートでいえば半ページほど多く勉強出来ると思います。1日単位では小さな差ですがこれを1年、2年と続けることでかなりの差が生じると思います。

 

もちろん、学年や志望校のレベルなどで前後はします。あくまで平均ですので、上を目指す場合には、これ以上の学習時間を確保する必要があります。

 

家庭学習での注意点

家庭学習で注意しなければならないのが無駄な時間をどれだけ減らせるかです。

学習の成果は、時間×効率ですので、時間を多くとって学習したとしても、身のない学習を行っては成果は少なくなります。

勉強には集中力が要ります。集中力が続かない範囲で勉強しても頭には入りませんし、勉強嫌いを加速させるリスクもあります。
上で説明した勉強時間はあくまで「理想」と捉えてください。しかし、不可能ではありません。自習を続けることで自習できる時間は(個人差はありますが)伸びます。

1年生の内から少しずつ学習をする習慣をつければ集中して勉強できる時間は長くなります。
もし家での学習に限界を感じるのであれば、塾や家庭教師を考えるのも1つの策かと思います。

 

塾や家庭教師は勉強を教えるだけでなく、勉強をする際に近くにいるのが特徴であると考えています。劇的に集中力を伸ばすことは出来ませんが、ペース配分や勉強方法の提案など、お役に立てる面は多いと思います。特に一人での学習が苦手というお子さんには、メリットが大きいかもしれません。

普段の家庭学習でどんな学習をしていたのか、どれくらいの時間勉強すればいいのか、もう1度見つめなおしてみてはいかがでしょうか。自習は自分なりのスタイルがあると思いますが、点数が伸びにくいスタイルというのが存在します。
自習を見直して自分に合った自習スタイルを見つけることが点数を上げる第一歩です。

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