《 なるほど数学コラム:中学・高校共通編1 》 『平方根の値? ―ちょっとヘンな語呂合わせ 』
今回は、「平方根」の値についてです。
数学の問題を解いていると、
「平方根の値がだいたいどのくらいかわかるといいのになぁ・・・」
なんて思ったことありませんか。
例えば、13/5 と √7 を比べたいな・・・という時、どうします?
13/5 = 2.6 はいいのですが、√7 は?・・・となったりします。
2×2=4、3×3=9 だから 2と3の間であると辺りをつけながら、近い値をだすこともできますが、時間がかかります。
また、開平法を用いれば、近似値を出すことはできますが、やり方がとても複雑です。
ですので、せめて √10 くらいまでは覚えておくことをお勧めします。
「どうやっておぼえたらいいんですか?」
ちょっと、やる気になってきましたね。
語呂合わせ。「ちょっとヘンな語呂合わせ」でおぼえちゃいましょう!
ではいきます。
√5までは普通です。でも、効率よくショートカットします。
だいたい小数第2位か第3位までおぼえていればいいです。
(ながながと語呂合わせをおぼえる必要はありません。)
√2 = 1.4142 ← ひとよひとよに( ひとみごろ と続きますが、おぼえなくてもいいです。)
√3 = 1.732 ← ひとなみに( おごれや と続きますが、おぼえなくてもいいです。)
√5 = 2.236 ← ふじさんろく( おうむなく と続きますが、おぼえなくてもいいです。)
ここからオリジナルです。
√6 = 2.44 ← ニシシ( 「へんな笑い方」とおぼえます )
√7 = 2.64 ← にむし( 「虫が二匹」とおぼえます )
√8 = 2.828 ← ニヤニヤ( 「へんな笑い方②」とおぼえます )
√10 = 3.16 ← サイロ( 「牧草の倉庫(北海道にあったりします)」とおぼえます。イメージがわかなかったら、「サイロ 画像」と検索してみてください。 )
このくらいおぼえておけば、結構つかえますよ。
そういったわけで、先ほどの問題は、
13/5 = 2.6 と √7 = 2.64
になるため、「 √7 の方が大きい 」ということになります。
平方根の値、おぼえておくとなにかと役に立ちますよ。