現在、中学校で三者面談が行われていて、受験校を決めている人が多いと思います。

受験校決定について、ずっと思っていることを書いていきたいと思います。三者面談の結果にもやもやしている人がいたら、少し読んでみてください。

根拠となるデータが不安　＆　実態に合っていない

県立高校にしても私立高校にしても、その中学校のデータしかもっていないことが多く、受験校決定についてのデータとしては、非常に不安です。そのため、実際のボーダーと乖離していることが多いように感じます。毎年受験生の数は減っています。県立高校は定員を減らして対応していますが、その減らした数よりも受験生の減少数の方が大きくなっているのが実情です。そのため、年々、高校入試における倍率は低くなってきています。

しかし、面談でのデータについては、倍率の高かった時代のデータを使用しているところが多く、見当はずれのアドバイスが多くみられます。そのため、そういったアドバイスを鵜呑みにせず、より客観的なデータで判断するようにしましょう。

受験校の決定権は生徒にある！　先生に決定権はない！

これについては、受験校の決定について、自分の意見を押し付けるかのような話し方をされる先生が非常に多いために感じていることです。あくまで受験をするのは受験生です。中学校の先生ではありません。自分が納得できない受験校の押し付けに対しては、しっかりと納得のいくまで話し合いをしましょう。「この高校は受けさせません！」なんて、そんな権限は中学校にも担任の先生にもありません。随分と減ってきているのですが、まだそんな時代遅れの進路指導をしているところがあるのが現実です。

受験校の最終決定はまだ早い

三者面談の時の成績データはいつのものでしょうか。早くても11月初旬のものではないでしょうか。しかし、私立高校ならまだしも県立高校入試までは、３か月以上あります。本番までのその３か月の成長を全く無視して、受験まで４か月もある時期の成績で高校を決めてもいいのでしょうか。受験勉強としては、これまではインプットが中心でしたが、これからは時間配分や応用問題の練習など、アウトプットが中心になります。このアウトプットは、言い換えれば「点数の取り方の練習」になります。つまり、まだまだ点数は伸ばすことができます。その部分も加味して受験校は選びたいですね。

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