国立 「福島高専」 一般入試 どう攻める？

 

シリーズの

 

・ 教科別の学習の『コツ』

 

の 最終回、今回は、『 国語 』です。

 

 

国立高専の国語の入試問題の問題形式は、例年ほぼ同じで、ここ３年間は同じパターンでの４題構成となっています。

 

 

どんな分野の問題が出題されたか、過去３年間分の出題分野をみてみましょう。

 

 

 

【２０２０年度】

 

大問１

・漢字

 

大問２

・論説文 〔 俳句・古文 含む 〕

〈 大意･要旨，内容吟味，文脈把握，品詞・用法、表現技法  〉

 

大問３

・論説文

〈 大意･要旨，内容吟味，文脈把握，指示語，接続語，脱語補充 〉

 

大問４

・小説

〈 主題、情景・心情、内容吟味，文脈把握 〉

 

 

 

 

 

【２０１９年度】

 

大問１

・漢字

 

大問２

・論説文 〔 古文･漢文 含む 〕

〈 大意･要旨，内容吟味，文脈把握，品詞・用法、表現技法  〉

 

大問３

・論説文

〈 大意･要旨，内容吟味，文脈把握，指示語，接続語，脱語補充 〉

 

大問４

・小説

〈 主題、情景・心情、内容吟味，文脈把握 〉

 

 

 

【２０１８年度】

 

大問１

・漢字

 

大問２

・論説文 〔 和歌・古文 含む 〕

〈 大意･要旨，内容吟味，文脈把握，品詞・用法、表現技法  〉

 

大問３

・論説文

〈 大意･要旨，内容吟味，文脈把握，指示語，接続語，脱語補充 〉

 

大問４

・小説

〈 主題、情景・心情、内容吟味，文脈把握 〉

 

 

 

 

 

このような形で出題されています。

 

 

 

 

 

 

高専入試の国語の特徴は、

 

 

『 問題文の文章量が「長い」 』

 

 

『 設問の選択肢が難しい  』

 

 

この二点です。

 

 

 

 

 

理系の学校ですが、なぜか、文系科目の 「 国語 」 が 難易度高めになっています。

 

 

 

解答形式が選択式の問題なので、記述が苦手な人にとって有利だと考える人もいるかもしれませんが、選択肢の難易度が高いので、標準的なレベルの記述問題よりも難解であると考えるべきです。

 

 

 

国語の入試問題は問題文の量が多く読解力を問う問題が多いので、難易度の高い文章に対する読解力を養うための勉強をすることが必須です。

 

 

 

また、問題文の量が多いので、解答スピード、読解スピードも国語攻略には重要です。

 

 

 

 

「 長文読解問題 」 の克服が、高専の入試の国語攻略のカギです。

 

 

 

 

「長文読解問題が苦手だな」、と思うようなら、早めに対策しましょう！

 

 

市販の「長文読解問題集」がありますので、初めは簡単なものから取り組み始め、徐々に難易度の高い問題に移ってゆき、日頃から様々な長文読解問題になれておくことが入試での成功のカギになります。

 

 

 

 

また、論説文に韻文（俳句・和歌[短歌]）や、古文，漢文が含められて出題される大問がここ数年必ず出題されているので（ 大問２ ）、韻文（俳句・和歌[短歌]）や、古文，漢文の対策も欠かせません。

 

 

基本的な古文や韻文の知識もしっかりと身に付けておきましょう。

 

 

苦手なようなら、韻文（俳句・和歌[短歌]）や、古文，漢文に特化した市販の問題集がありますので、「長文読解問題｣への取り組みと同様、早めに取り組み始め、日頃から様々な韻文や古文の問題になれておくことも入試での成功のカギになります。

 

 

 

 

 

国語の読解力を上げてゆくには時間がかかります。

 

 

 

計画的に取り組むようにしましょう。

 

 

 

漢字の問題も毎年出題されるので、漢字が苦手な人は漢字や語彙力アップに関してもしっかりと対策をしておきましょう。

 

 

 

 

 

これまで、国語の入試の特徴について考えてきました。

 

 

 

 

高専入試の国語は、なんといっても 『 読解力 』 です。

 

 

 

 

『 国語 』 の攻略のため、過去問に取り組むことの他に、日頃から、どんな勉強を心がけることができるでしょうか。

 

 

 

 

これまでの教科と似ていますが、少し違います。

 

 

 

「ワークの読解問題への完全理解と、素早く正確に解く解答力の定着」です。

 

 

 

 

ワークの読解問題でわからなかったところ、間違えてしまったところを徹底的にやり直します。

 

 

解答集に載せられている「解説」をよく読む

 

 

ことによって、「なぜそのように読み取ることができるのか」を理解します。

 

 

その上で、多くの問題にあたって様々な問題のパターンを経験し、理解を定着させましょう。

 

 

 

 

さらに、実力テストや新教研テストで間違った問題・わからなかった問題についても、解説をよく読んで徹底的にやり直し、

 

 

 

『 間違いなく正解となる部分を見つけ出せる 』

 

 

 

ように練習します。

 

 

 

 

このようにして、

 

 

『 読解力を積み上げることにより、問題を正確に解く  』

 

 

 

この状態に 『必ず』 もっていきます。

 

 

 

目指すのではありません。自分を、その状態に 『必ず』 もってゆくのです。

 

 

 

 

 

これが、高専受験の国語攻略の基本中の基本です。

 

 

 

この状態になって初めて、文章量が多く、かつ、難易度が高い問題を解きこなすことができるようになるのです。

 

 

 

 

 

日頃の学習において、しっかりとした読解力を身に付ける努力を続けることにより、

 

入試の『 国語 』 を攻略すことができるのです！

 

 

 

 

 

これまでのシリーズ記事で、『 高専入試 』 の５教科の教科別攻略法について考えてきました。

 

 

 

 

 

一般入試に向けて取り組むべき部分が見えてきたでしょうか。

 

 

 

取り組み始めるのは、『 今 』 です！

 

 

 

 

 

戦略的に取り組むことによって、

 

 

 

高専の 『 一般入試  合格 』 を

 

 

 

勝ち取ることができるのです !!

 

 

 

みなさんの健闘を期待します !!!!