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国立「福島高専」一般入試 どう攻める?ーその7 《理科編》

国立 「福島高専」 一般入試 どう攻める?

 

シリーズでは、前々回から、

 

・ 教科別の学習の『コツ』

 

について取り上げています。

 

前回までは、『数学』でした。

 

今回は、『 理科 』です。

 

 

国立高専の理科の入試問題の問題形式は、3年前(28年度入試)の大問1を除き、例年ほぼ同じです。

 

 

ここ数年は8題構成となっており、数学同様、幅広い分野から出題されています。

 

どんな分野の問題が出題されたか、過去3年間分の出題分野をみてみましょう。

 

 

【2020年度】

 

大問1

・大地の動き ― 地震

〈 地学分野 〉

 

大問2

・宇宙 ― 地球と太陽系 ( 太陽の南中高度 )

〈 地学分野 〉

 

大問3

・ヒトの体のしくみ ― 消化と吸収

〈 生物分野 〉

 

大問4

・生物どうしのつながり ― メダカとオオカナダモ

〈 生物分野 〉

 

大問5

・運動とエネルギー ― 斜面上の物体の運動

〈 物理分野 〉

 

大問6

・磁界とその変化,電流と電圧 ― フレミングの左手の法則, オームの法則

〈 物理分野 〉

 

大問7

・酸とアルカリ ― 塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和

〈 化学分野 〉

 

大問8

・化学変化と質量 ― 炭酸水素ナトリウムと塩酸の反応

〈 化学分野 〉

 

 

 

 

 

【2019年度】

 

大問1

・電力と熱 ― 電力と電力量

〈 物理分野 〉

 

大問2

・力・圧力 ― 力のつり合い,浮力

〈 物理分野 〉

 

大問3

・電気分解とイオン,酸とアルカリ・中和 ― 塩酸の電離,中和

〈 化学分野 〉

 

大問4

・化学変化と質量 ― 銅の酸化

〈 化学分野 〉

 

大問5

・地層と岩石 ― 地層の傾き

〈 地学分野 〉

 

大問6

・天気の変化,地球と太陽系 ― 光年,天体,雲の発生,日食

〈 地学分野 〉

 

大問7

・植物の体のしくみ ― 呼吸と光合成

〈 生物分野 〉

 

大問8

・生殖と遺伝 ― アフリカツメガエルの遺伝

〈 生物分野 〉

 

 

 

 

【2018年度】

 

大問1《 小問集合 》

・水溶液の濃度

・密度

・マグネシウムの酸化

〈 化学分野 〉

 

大問2

・電気分解とイオン ― 水と塩酸の電気分解

〈 化学分野 〉

 

大問3

・運動とエネルギー ― 自由落下運動

〈 物理分野 〉

 

大問4

・電流と電圧 ― 静電気

〈 物理分野 〉

 

大問5

・植物の体のしくみ,ヒトの体のしくみ ― 道管,血管

〈 生物分野 〉

 

大問6

・動物の種類とその生活 ― セキツイ動物の分類

〈 生物分野 〉

 

大問7

・天気の変化,地球と太陽系 ― 低気圧,日食と月食

〈 地学分野 〉

 

大問8

・地層と岩石 ― 岩石

〈 地学分野 〉

 

 

 

 

 

このような形で出題されています。

 

化学、物理、生物、地学からそれぞれ2題ずつ出題されます。

ですから、苦手な分野があると高専の理科で合格点をとることが難しくなります。

入試で 『 理科 』 を攻略する上で、化学、物理、生物、地学全ての分野でしっかりと理解を深めておく事がポイントになります。

 

問題のレベルは高く、一般的な公立高校の問題よりも難易度が高いですが、各問題で問われている知識レベルは教科書の内容からはずれていることはありません。

 

そこで、『 理科 』 の攻略のため、過去問に取り組むことの他に、日頃から、どんな勉強を心がけることができるでしょうか。

数学と似ています。

 

「教科書やワークの完全理解と、素早く正確に解く解答力の定着」です。

 

教科書で説明されている基本的な内容を、「どうしてそうなっているのか」という視点で深く理解する事を徹底しましょう。

 

その上で、多くの問題にあたって様々な問題のパターンを経験して理解しましょう。

特に、計算系の問題はほぼ出題されるので、練習を欠かさないでください。グラフや、図の読み取りなども、正確にそして速くできるように練習します。さらに、基本的事項は、確実に、暗記し、覚えておくようにすることも大切です。

 

例えば、化学式や化学反応式,イオン式、または、基本計算公式などです。

 

どのように練習したらよいでしょうか。

数学の時と同じで、学校で渡されるワークならば、

 

A問題(基本問題)は、途中で止まったりせずに ” あっという間 ” に解いて、正答率100%

 

そして、B問題(標準問題)や まとめの問題 も、同じく、途中で止まったりせずに解き、正答率100%

 

さらに、実力テストや新教研テストで間違った問題・わからなかった問題をきちんとやり直し、

 

『間違いなく解ける』

 

ように練習します。

 

国立「福島高専」一般入試 どう攻める?-その6 《数学編②》 ← リンクです

『 解説(解法)の逆読み・逆ステップ分解』 が有効です。

 

この状態に 『必ず』 もっていきます。

目指すのではありません。自分を、その状態に 『必ず』 もってゆくのです。

 

『 基本・標準問題、そして、一度取り組んだ応用問題は、迷いなく、正確に解ける 』

 

これが、高専受験の理科攻略の基本中の基本です

 

この状態になって初めて、難易度高めの問題を解きこなすことができるようになるのです。

 

その上で、見たことがない問題への対応力を持てるように練習しましょう。

例えば、2020年度の問題なら、大問1の問5「ハザードマップ」についての問題。

または、大問3の問3「血糖値の『ブドウ糖負荷試験』」について、グラフから読み取る問題。

 

などがあります。

そういった問題では、「何が問われているのか」ということをしっかり押さえることが大切です。

また、そういった問題では、常識的に判断すれば答えが導き出せたりしますので、

 

「あせらないで考えてみる」

 

練習をしておくことも大切です。

 

日頃の学習において、しっかりとした知識に基づく、迷いなく正確に解きこなす力を身に付けることにより、

入試の『 理科 』 を攻略することができるのです!

 

次回の記事では、『英語』 の攻略法について考えます。

お楽しみに!

 

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