学力向上の必須要件
初めて自転車に乗る練習をする際、ほとんどの場合、最初は自転車を支えてもらい、補助してもらった状態で乗り始めると思います。
まだ自転車にほとんど乗れない状態のときは、補助者の力を借りながら、自立走行するためのバランスなどを体で覚え、徐々に補助される場面を少なくし、最終的に自分の力だけで運転できるしていきます。
補助者が離れてしまった最初の頃は、まだバランスを崩し転んでしまうこともあるでしょう。
それでも、
・自立走行できた際は「こうすればいいんだ」という成功体験
・転んでしまった場合は「これではだめで、こうすればいいんだ」という失敗体験
これらを積み重ね、上達・成長していきます。
こうした成功も失敗も含めた『自己体験』は、補助者が常に寄り添った状態で得られるものではありません。
自らの力のみで成功体験と失敗体験を得る、こうした自己体験からしか得られない収穫の積み重ねで自立していくのだと思います。
これらは自転車の乗り始めに限った話ではありません、学力向上面でも非常に大切なことです。
勉強面でも、
☆ 補助をまったくしないのではなく、その子、その状態に対し、適切な補助を行う
☆ しかし、過剰な補助は自立を阻害するため、敢えて自重し自己体験を積ませてあげる
こうした「さじ加減」も、とても大切なことと考えています。
初めて自転車に乗れた感動、解けなかった問題を形だけでなく納得の上で解けたときの感動、その感動が次への推進力、更なる学ぶ楽しさにつながるものと考え、教えてあげるだけでなく「さじ加減」も大切にしていきたいと思います。
個々の生徒さんに寄り添えるマンツーマン指導だからこそ、こうした微妙な「さじ加減」も駆使し、自立した学習・真の学力向上を支援していきたいと思います。
本年もよろしくお願い申し上げます。(代表番号:0246-25-2511)