学習計画のサポート(英・数・化) ~短期集中指導事例~
受験の主要科目となる英語・数学・化学について、国公立大学に合格できるよう『学習計画を組んでほしい』という短期集中指導がありました。
その時点でのRくんの自作計画は、
・週単位で
・科目別に時間を割り振り
しているものでした。
計画は、カーナビのようなものです。
出発地点(現在の学力)と、目標地点(志望校合格の学力)の整理が不可欠です。
また、どのルートを通っていくのかも事前に明らかにしておきたいところです。
そこで、Rくんと一緒に、
①現在の学力と志望大学の合格水準、受験科目と配点、簡単な出題傾向の整理を行いました。
②各科目で必要な上乗せすべき学力を整理し、その上乗せに必要な学習すべき単元を整理しました。
③受験までの大きな計画を立案し、最初の1カ月計画を細分化しました。
ここまで整理すると、自ずと、時間の割り振りではなく学習すべき単元をもとに計画を立てられるようになっていきました。
実際に1週間実践してもらうと、
・復習時間の確保の必要性
・修正できる余裕のある計画
・使うべきテキストの明確化
など、これまでの学習計画では意識できていなかった、考慮すべき項目がまだまだあることに気づけてもらえました。
計画を立ててあげるのは簡単ですが、受験までの長丁場を考えたとき、それが彼にとって効果的かというとそうではありません。予期せぬ志望校の変更の可能性もありますし、前倒しで勉強が進めば計画の上方修正が必要ですし、逆も然りです。
ですので、『計画の立て方』を、考慮すべき項目ひとつひとつに気づいてもらいながら教えていきました。
学力は、『時間』を費やせば向上するというものではありません。タイムスケジュールも確かに大切ですが、今日を振り返ったときに何をできるようにした今日だったのか?、明日を見据えたときに何をできるようにする明日なのか?、が見える、着実に一歩ずつ前進する計画であってほしいと思います。(代表番号:0246-25-2511)