家庭学習環境 ~指導事例~
成績が上がってほしいと願う親の気持ちと、成績を上げたい生徒の気持ち、方向は一致しているものの、気持ちの行き違いは生じやすいものです。
『もっと勉強時間を取ってほしい』、『やらなければいけないのは分かっているけど・・・』。
先日、課題はこなしてくるものの、こなしているだけで、明らかに考えた跡が見られない生徒さんがいました。学習効果を出せなくなるため改善が必要と考え、家庭学習の状況を確認しました。すると、勉強しているすぐそばで、「親がTVを観ていて集中できない」とのことでした。
家庭内のこととはいえ、親御さんも成績向上を願って通塾させてくれていますので、家庭内での学習環境作りの大切さをお伝えし、生徒さんが勉強する時間は勉強モードに入れるよう、親御さんも新聞を読んだり読書をしたりと、フェイズを合わせてみていただきたいとお伝えしました。
また、親御さんもお仕事から帰宅されリラックスする時間は必要ですので、家庭内の学習環境を作るのが難しければと、教室の自習利用のために送迎の協力をお願いしました。
差し出がましいとは感じましたが、親御さんの気持ちと生徒さんの気持ちが一致している以上、大切な時間が無駄にならぬようお伝えさせていただきました。
現在は、自習利用も含めてご家庭での学習環境作りに親御さんも協力くださり、徐々に課題への取り組み内容も改善されてきました。
私たちは家庭教師としてご家庭に伺い学習指導する経験も多く経てきましたので、自宅学習の環境作りの大切さを深く理解しています。塾内での勉強も当然大切ですが、勉強時間の総時間の大半は自宅学習が占めてきます。であれば、教室での指導に注力しながらも、学力向上にはその自宅学習の充実も欠かすことのできないものとして、その取り組み方のアドバイスは重要であると考えています。
今後も、教室での良い学習指導と、良い家庭学習の方向付けを両立し、最大限の成果を得ていただけるよう努めてまいります。(代表番号:0246-25-2511)