2020年4月 小学校の社会はこうなる
ここでは、2020年4月から始まる小学生の新学習指導要領の、社会についての主な内容を見ていきます。
防災に関する学習は増加
小3では自分が住んでいる市区町村を、小4では都道府県を学び、自分の住む地域について深く理解することを目的としています。それに関わるかたちで、防災についての学びは増加しました。
地震・津波・風水害・火山災害・雪害といった主要な自然災害が記載され、その中で過去に自分の住む地域で起こったものを採り上げ、客観的に見ることがテーマとなっています。
日本と世界の関係
小5では日本という国全体を、小6では歴史・公民(政治・国際)を学習します。ここでは地理・歴史・政治・国際関係など多角的に学習し、日本の現状をとらえていきます。また、日本の産業など刻々と変わる状況の変化も視野に入れて学んでいきます。
今回の学習指導要領からは、日本の近隣国との領土問題については、北方四島、尖閣諸島、竹島のすべてを記載することになりました(従来は北方四島のみの記載)。加えて少子高齢化など社会的な課題も早い段階から取り扱います。
さらに世界に目を向けて、地球温暖化・差別・貧困などの「地球規模での課題」を採り上げることで、時事ニュースを理解するための基盤となる知識を身につけることを目的としています。
近年の公立高校入試では、今日的な題材(ホットトピック)を扱う問題が少なくありません。時事問題を含めた課題や社会問題、最新の話題に関する学習は、小学生のうちからの意識づけが大事になってきます。
KATEKYO学院では、小学生からは算数、国語、英語指導のご希望をいただくことが多いですが、社会の指導も可能です。
ぜひ一度ご相談ください。