小学生の外部テストについて

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小学生の外部テストについて

2023.09.16

KATEKYO学院では、小学生の模試を導入しています。

よく聞かれるのが、「小学生に模試は必要ですか？」ということです。

そこで、小学生テストの有効性について、いくつか理由を挙げていこうと思います。

学校のテストだけではわからないことがある

小学校で行われているテストは、単元ごとに定着を図る「まとめテスト」がほとんどです。こういった単元ごとのテストには、いくつかの問題点が存在します。

①習ってすぐなので、記憶が残っていることが多い

一番大きいのはここです。単元が終わるごとにテストをしますが、直前まで習っていたところなので、覚えていることが多いです。特に練習問題で解けていた子にとっては、そこまで難しさを感じないのではないかと思います。

②一度テストした単元をふり返ることがない

こちらは、問題点として認識されることが少ないのですが、実は非常に大きな問題が隠されています。そもそも、勉強の一番の敵は何でしょうか？ミスしてしまうこと、勘違いしてしまうこと、いろいろと思いつくかもしれませんが、実は「忘れてしまうこと」なのです。

一度理解していたとしても、忘れてしまっていたら、問題を解くことはできません。これは小学生に限らず、すべての年代の勉強に当てはまります。

たとえば、４年生の「角の大きさ」で考えてみます。計算の単元はたくさんあるので、ふり返るきっかけがあるかもしれません。しかし、図形の単元は、この「角の大きさ」だけです。そこで覚えるはずの「三角定規の角の大きさ」は、４年生の間はふり返ることがありません。５年生の「合同な図形」や「図形の角」を習うところまで放置されてしまいます。そこまでしっかりと覚えていることができるのでしょうか。実際に見ていても忘れている子が多い印象です。

実際、まとめテストである程度の点数が取れていれば、問題視することもありませんし、ふり返る機会がなくなることになります。

③結果の分析ができない

テストの結果については、合計点数が気になってしまいます。例えば、９０点取れたとしましょう。その時、テスト結果をどのように見るでしょうか。

「ほとんどできているからOKでしょう。」となっていませんか。しかし、大切なのは「どこができていて、どこができていなかったのか」ということです。間違えた問題は、何が原因だったのかを突き止めないままにしてしまうと、同じ間違いを繰り返すことになります。結果をしっかりと分析し、それを次に生かすことが非常に大切なことになります。

テストが一番学力を伸ばす

毎日コツコツと勉強することは非常に大切です。しかし、テストを受けるということが、一番学力を伸ばすことになります。

①アウトプットの練習

まず、知識はいくらあっても十分ということはありませんが、その使い方が分からなければ、学力がついたことにはなりません。本番で出てこなければ、まったくわからない人と同じ「不正解」になってしまいます。そのために、ためた知識の使い方、つまり「アウトプット」のやり方を身につける必要があります。

その方法として最適なのがテストを受けることです。ご家庭での練習問題でもアウトプットの練習にはなるかもしれません。しかし、普段とは違う環境で、覚えている知識を引き出そうとするのに、外部テストは非常にいい環境です。時間制限があったり、知らない人と一緒の教室で受験したりと、お家での学習よりも効果的にアウトプットができるでしょう。

②テスト後の学習の方向性が分かる

テストを受けた後も成績が伸びる要素があります。それは、学習の方向性が分かるのです。わからなかった問題や間違えた問題をピックアップすることができるので、そこを重点的に学習することで、弱点を効率よく克服することができます。なんとなく目の前の宿題をこなすだけだと、すでに分かっている問題を練習していて、苦手なところに触れられないままになっていることがあるのです。

KATEKYOで実施する小学生テストは、上記の問題点を解決できています。