小学生・中学生のための国語の読解入門‐説明文編
国語の文章題の解き方がわからない、勉強の仕方がわからないが、何から始めればよいか悩んでいる方への読解入門編です。
1、音読の大切さ
声を出して読むことは、目と耳からの情報が入ることで、理解が深まります。そのときに、読めない漢字や分からない言葉を辞書で調べる習慣をつけましょう。文章を正しく理解するための第一歩です。テストでは声は出せませんが、普段の家庭学習では、毎日短くてもよいので、教科書以外の文章を音読することから始めてもいいかもしれません。
2、説明文の解き方
(1)指示語に線を引く
こそあど言葉とも言われますが、「これ」「この」「それ」「その」など繰り返しを避けるために使うのが指示語です。指示内容は直前から探してみましょう。
(2)接続語に○をつける
前後のつながりを示す言葉が接続語です。とくに重要なのは逆接(しかし、けれども、だが、ところが)の後には、筆者の主張が隠れている場合が多いです。
(3)設問の指示に従う
理由を問われている設問には「~から。」「~ので。」何かを問われている設問には「~のこと。」と文末を結ぶことが大切です。説明文の場合は、答えは本文に必ず書かれています。探すことが大切です。
(4)記号の選択問題は消去法で解く
消去法とは本文と合わないものや本文に書いていないところを見つけたらその選択肢の記号に×をつけて、選択肢を消去していき、答えを絞り込む方法です。迷った場合は、最初は△でもよいです。前半は当たっていても後半部分が違う場合は×となります。消去法の良いところは最初から正答を探すよりも、すべての選択肢を吟味することで、確実に解答に近づくことができるところです。
以上、ぜひ上記のことから実践してみましょう。
いわき倉前校 専属教師 大澤