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小学生・放課後レッスン レポートVol.3

小学校1年生の難関、「さくらんぼ計算」。ネット上でも小学校のテストで「さくらんぼ計算」をしなかったため減点されたという内容を見かけました。きっと、先生はこの先の算数数学力を鍛えるために厳しく採点しているのだと感じています。「数字を分けて考える」ことは、中学生の文字式や因数分解に通じるところがあるからです。

 

試しに小学生、中学生、大人の方に、「7+6」はどう計算していますか?とたずねたところ、ほぼ全員が「まず10を作って残りを足します」と答えています。この考え方がさくらんぼ計算です。大人はこの計算方法を学習していませんでしたが、自然と身についた、工夫した計算方法です。

 

将来(先の学年)の学びに理解の幅を持たせる上でも、「さくらんぼ計算」を小学1年生から習得しておくのは有効です。しかし、「さくらんぼ計算」ができないことで算数嫌いになってしまっては元も子もありません。ですので、無理に考え方を周りと合わせるより、本人に合わせた方法で自然と身につくのを待つ選択肢もあります。今この計算が出来ないから「算数大嫌い!算数できない!」と幼いうちからトラウマを植え付けるよりよほど前進できるのではないでしょうか。

 

強制された学びは、学習の主役である生徒さんから学びの楽しさを奪ってしまう可能性もあります。放課後レッスンでは、「さくらんぼ計算」に限らず、ヒントを与え、生徒さん自らがその有効さに気づける(ヒラメキ)ように指導しています。同じ「さくらんぼ計算」でも、強制するだけが習得方法ではなく、自らの発見という喜びを伴ったものにしてあげることで、学びの楽しさを得てほしいからです。

 

できないものをそのままにしてはいけないけれど、「習得の仕方とその効果」を考えたとき、気づかせてあげるという指導方法も有効だと思います。強制するよりも時間を要することもあるかもしれません。しかし、「生徒さん自身の気づき」の方が、むしろより深い理解が得られる場合もあります。

 

「さくらんぼ計算」はその代表的な考え方なのではないでしょうか。

 

 

担当教師 井比美江

 

小学生・放課後レッスンは随時、受講生を募集しています(受講料:4,500円<税別>~)。

お気軽にお問合せください。詳しい資料送付も可能です。

※テキスト代・年会費等はいただいておりません。(代表番号:0246-25-2511)

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