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小論文を克服しよう!― 番外編

これまでのコラム記事「小論文を克服しよう!― その①~④」で、『小論文の書き方』について考えてきました。

 

克服のカギは、

 

1. 相手を知り、

2. 自分を知り、

3. 言葉を知り、

4. 流れをつかむ。

 

 

この4点でした。

 

今回は、その4点を踏まえたうえで、さらにどのようにアピール度を高めた文章を書くことができるかについて考えてゆきたいと思います。

特に、このコラムを読む前に、市販の「小論文の書き方」の参考書で小論文の練習をしっかりしてきた生徒さんは必読です。

 

では、アピール度を高めた文章を書くにはどうすればいいでしょうか?

 

今回のカギは、

 

「 アピール度を高める 」=「 オリジナリティを出す 」

 

です。

 

「 どうやって『オリジナリティを出す』んですか?」って?

 

それは、

 

「 オリジナリティを出す 」

=「 自分のことを文章に練り込む 」

 

ということを意識するんです。

 

「 どうやって『自分のことを文章に練り込む』んですか?」って?

 

このコラムを①から読んでこられた生徒さんにとって目新しいことではありません。

 

また、初めてこのページから読み始まった生徒さん、時間は多少かかりますが、難しくありません。

 

それは、これまで、小論文についてのコラムのシリーズで取り上げてきた ②…自分を知る④…パーツ理論 をしっかり行なっていれば、自然とできるようになるからです。

 

例えば、②…自分を知る では、「こんなことを調べてみるとよい」とおススメしていました。

・自分の長所・短所

・志望動機

・入学後の抱負

・学校見学や体験入学・オープンキャンパス等のイベントの印象

・自己PR

 

その上で、④…パーツ理論 の練習をしっかり行ないます。

この練習を行なうと、こんな文章のパーツができてくるという例があげられていました。

・その学部を受験するきっかけとなったエピソード

・数ある大学・学部の中で、なぜその学部を受験したいのか

・その学部のどんなカリキュラム・研究に興味を持っているか

・その学部のどんな施設に感銘を受け、興味を持っているか

・入学後どのように勉学に励みたいか

・自分の性格・資質はどのようなもので、どのようにその学部での学びに生かせるか

・卒業後どのように学んだことを生かしていきたいか

 

このパーツを、文章の随所に書き入れ、いわば『練り込む』のです。

これを意識します。

 

全然変わってきます。

 

もしかすると、このコラムを読む前に市販の「小論文の書き方」の参考書で小論文の練習をしっかり行なった生徒さんは、ある程度の型が出来上がっていて、きれいでスマートな文章を書けるようになっているかもしれません。

 

例えば、

起(序論;書き出し)  「・・・・・・・・なのではないか」

承(本論1)             「確かに・・・・・・」

転(本論2)             「その一方で・・・・・・」

結(結論)                「以上のことから・・・・・・なのである」

 

または、

起(序論;書き出し)  「・・・・・・について、・・・・・・賛成(反対)である」

承(本論1)            「なぜなら・・・・・・」

承(本論2)            「さらに・・・・・・」

結(結論)               「従って・・・・・・賛成(反対)である」

 

さらには、

起(序論;書き出し)  「・・・・・・とは(・・・・・に必要なものは)・・・・・・・・である」

承(本論)               「なぜなら・・・・・・・」

結(結論)               「以上より・・・・・・・とは(・・・・・に必要なものは)・・・・・・・・である」

 

など

 

自分で練習を重ねたある一定の型に当てはめて、どんな論題でも対応できるようになっているかもしれません。

 

でも、そのような場合、どうしても参考書の中の一般的な表現が多くなってしまい、

 

「今ひとつ、インパクトにかけるなぁ・・・」という文章になりがちです。

 

なぜなら、参考書の中の一般的な表現が多いということは、「借りもの」で文を作成していることになるのです。要するに「自分じゃない」のです。

 

それでは、なかなか試験担当者の目に留まりません。

 

ですから、

 

『自分のことを文章に練り込む』

 

ことをためしてください。

 

インパクト感、確実に変わります。

 

「でも・・・、今さら、慣れてきた型を変えるのはちょっと・・・」

 

というキミ、

 

大丈夫です。

 

型を変える必要はありません。

 

先ほどの型の

 

承(本論1)             「確かに・・・・・・」

転(本論2)             「その一方で・・・・・・」

 

とか

 

承(本論1)            「なぜなら・・・・・・」

承(本論2)            「さらに・・・・・・」

 

または

 

承(本論)               「なぜなら・・・・・・・」

 

の部分に、

 

自分のエピソードや感じたこと・抱負・目標などを『具体的に』1~2行、入れ込むだけで、『自分のことを文章に練り込む』ことができます。

 

これを行なった後の文章と、行なう前の文章を見比べてみてください。

 

「借りもの」ではない オリジナル感,そして,インパクト感がでていることを実感できるはずです。

 

このようにして、『自分のことを文章に練り込むことにより、オリジナリティを出し、アピール度を高めた文章をかけるようになる』ことができます!!!!!

 

 

「 アピール度を高める 」

=「 オリジナリティを出す 」

=「 自分のことを文章に練り込む 」

 

 

これを身につけて、

 

小論文、さらにパワーアップしちゃいましょう !!!!!

 

 

 

 

 

 

専属教師 門脇

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