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技能別英語学習①

新学習指導要領の改善の基本方針では、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を総合的に指導し、統合的に活用できるコミュニケーション能力の育成を挙げています。この4技能を、現行課程で実施されているセンター試験(筆記)を考えると、第1問及び第2問で「話すこと・書くこと」の観点から発信能力の側面を、第3問、第5問、第6問では「読むこと」の観点から受信能力の側面を測っていることが考察されます。そこで今回は、この4技能の観点を、発信能力の側面と受信能力の側面にまとめてみました。

 

〇発信能力向上

 中学の授業では、「話すこと・書くこと」に重点を置く傾向や、様々なアクティビティー(言語活動)を取り入れて、楽しく学習する授業がよくあります。発信能力を高めるためには、多くの語彙・イディオムの習得が、必要不可欠となりますが、高校入学時のスタディーサポート(模試)の結果を見ると、近年語彙力の低下が見受けられます。これは、生徒のアンケートにも顕著に表れており、英語の苦手な要因として、単語を覚えることや文法を理解すること等が挙げられています。しかし、語彙・文法の定着に関して、自宅での学習習慣として課題として課すことや、単語テストを繰り返し行うことで定着を図ろうとする学校の先生が多いのが原状です。単語テストと聞くと授業の前の休み時間に事前学習するだけで終わってしまう生徒も少なくないでしょう。下記を参照してください。(分野別正解率推移)

 

診断項目 2012年度 2013年度 2014年度
語彙 62.0 60.5 60.0
文法 71.8 71.6 71・8
文構成 51.8 52.2 52.2
読解 46.9 47.1 47.2

 

 語彙力の向上

もちろん、時間を大いに必要とする人もいれば、それほど時間をかけず覚えてしまう人もいます。この違いは単に記憶力の差だけではありません。例えば、野球の監督から選手に送られるサインは、野球部員に聞くと1日で覚えたという生徒がいました。好きなことと集中力は比例し、覚えることであっても苦手意識はなくなります。また、recycle  retell  replay など「繰り返しの意味を持つre」やactive  positive  creative 「形容詞の意味を持つtive」など共通点・ポイントを把握する能力も大切です。

 

② 文法の定着

定期試験の復習・予習として、長期休みにまとめて課題として出す学校が増加傾向にあるため、既習した文法を用いて文章を書くことが非常に有効です。例えば、日記を書くなど。その他、30単語以上の文章を毎日学校に提出し、先生に添削してもらう工夫をすることで、誤認識の学習は少なくなるため、先生を有効活用することも効果的です。

 

また、ブレインストーミングが出来れば、順序だてて英作文を完成させることが出来ます。ブレインストーミングとは、書きたい内容を箇条書きにし、関連が強い順に文章を構成していく方法です。例えば、「夢について書きなさい」という題材に対し、サッカー選手→キングカズ→サッカー歴5年→清水エスパルスファンなど、メモを書いた後に文章化します。この方法を使うことで、自信を持って表現できるようになり、文法も理解することが出来ます。

 

受信能力向上についてはこちら

 

郡山開成山校 教務部 佐藤 克浩

 

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