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文章を書く力

今、文章構成に頭を痛めている私にとって、自身に文章を書く力があるとは決して思っていません。その私が論じるのは甚だ矛盾していますが、烏滸がましくも客観的な視点で「文章を書く力」とは何かを論じてみたいと思います。

世の中には、本当に多くの書籍が出版されており、活字の群れで溢れかえっています。(更に、手紙や広告、学校からの配布プリントの中にも文章が載っています。)私自身は活字中毒者ですが、やはり読み易い本や少々集中して読まなければならない本など様々です。勿論、ジャンルや内容も考慮しなければなりませんが、この作家・筆者の文章は素晴らしいと思う場合、いくつかの共通の特徴があるように思われます。

例えば、新書によくある時事問題批評であれば、背景にある内容がきちんと説明され、何に対する批評であるかが明確であること。小説であれば、心情の描写に優れ、文章を読むだけで臨場感を得ることができることです。(中には、敢えて最後まで読者に悟られずにしておき、最後に全体像が分かるよう技巧を凝らす作家もいますが、ここでは例外としましょう。)いずれにせよ、内容自体が明確であり、かつ書き手自身の考え方が読者に容易にイメージされる分かり易い文章が良い文章といえます。

読む相手が内容を明確に捉え、それをイメージ化出来る。しかも、複数人が読んでも同じ内容として伝わる文章を書くためには、何が必要でしょう。基本として、読み易く、分かり易い文章は、主語と述語動詞の関係がはっきりとしています。また、常体や敬体など、文末の結びもきちんと整っています。加えて、段落構成がしっかりと成されることで、文章が明確化されます。

これらの基礎が、国語学習にあることは言うまでもありません。作文や小論文を書くことを厭う者も多く見受けられますが、その学習を行うことで身につく力ともいえます。「文章を書く力」をつけるため、励んで欲しいと思います。(代表番号:0246-25-2511/☆教育相談ご予約はコチラ☆

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