記憶は繰り返しが有効
現在NHKで放送中の連続テレビ小説「ブギウギ」を皆さんはご覧になっているでしょうか?
ブギの女王へと登り詰めた昭和の大スター・笠置シヅ子さんをモデルにしたドラマです。主演を務める趣里さんの歌が圧巻なので、機会があればぜひ見て聴いてほしいと思います。
さて今回は記憶についてのお話です。
先ほど紹介したドラマ「ブギウギ」ですが、実は私は初回からは見てはいませんでした。あるとき、たまたまこの「ブギウギ」のオープニング映像が流れたのですが、私の一歳になる娘がそれに反応してずっと食い入るように見つめて楽しそうにしていたのです。
それからというもの、この「ブギブギ」の曲が流れると、泣いていようが別のおもちゃで遊んでいようが1秒もしないでテレビのほう向いて夢中になって見るようになりました。おかげで娘のご機嫌取りをする場合は「ブギウギ」の曲に頼るようになり、気が付けば毎日「ブギウギ」を見るようになりました。
そして毎日「ブギウギ」を見続けた結果どうなったかというと、いつの間にか私がオープニング曲をほぼ覚えてしまったのです。曲自体わずか1分から1分30秒程度なのでそれほど長くはないのですが、それでも毎日繰り返し聞くといつの間にか覚えてしまうものなんですね。
今回は、「ブギウギ」の曲を覚えることなど特段意識していない私が、毎日オープニング曲を聞き続けていたらいつの間にか曲を覚えてしまった・覚えることができたという実例を紹介しました。何かを記憶するには毎日の繰り返しが有効であると、自分の体験からそう実感しています。
勉強していろいろなことを暗記しなくてはいけない立場の生徒・学生のみなさんが、覚えようとする意識を持って真剣に取り組めば、もっと早く、正確に、そして大量に暗記できるはずなのでがんばりましょう。私の「ブギウギ」のように、毎日の勉強をなんらかの形で日常化出来たらベストです。
最後に今回のまとめです。
暗記に関して重要なのはできる限り毎日繰り返し行うことです。
時間をかけることも大事ですが、それに加えて期間をかけることも大事です。
だから毎日行うというのが大切なんです。
一夜漬けをして3日後には忘れる短期記憶にするのではなく、期間をかけて一生使える長期記憶にしていきましょう。