暗記問題に対する勉強法
「うちの子は暗記問題が苦手で、特に社会で得点が取れていないようです。暗記問題に強くなるコツってなにかありますか?」
こんな質問を保護者の方からよくされます。お子さんの勉強についての悩みは尽きませんよね。今回は記憶に関するお話をしたいと思います。
カナダのウォータールー大学で記憶に関する研究が行われました。その研究によれば、ある人がなにかを覚えたあと復習などをしないでいると、次の日には覚えたことの50~80%を忘れ、そのまま30日経つと覚えているのはわずか2~3%になってしまうとのことです。しかし覚えてから24時間以内に復習すると10分でほとんどすべてを思い出せて(覚え直せて)、さらに7日後には5分で、30日後には2~4分で思い出せるそうです。
この研究結果からわかることは次の2点です。
1.人は何もしないと学んだことはすぐに忘れてしまうということ
2.短期間のうちに繰り返し復習するとしっかり記憶できるということ
なにかを暗記するにあたり、大切なことはすぐに復習することです。テスト前になってまとめて復習しても、もはやそれはゼロから再び暗記することと同じです。暗記の得意な生徒さんはテスト前に「一夜漬け」で乗り切ったりもしますが、しかしそれはその場限りのものになり、すぐに忘れてしまうでしょう。しっかりと記憶するには、短期間に繰り返しの復習が大切です。5教科の勉強をしていると英語や数学が中心となってしまい、理科・社会などが後回しになってしまうことがよくあると思いますが、スキマ時間などをうまく利用してバランスよく学習してください。
KATEKYO学院(いわき倉前校・小名浜校・いわき泉校・植田駅前校)では、中学生に対して「モノグサ」という学習アプリを導入しています。モノグサは、スマートフォンやタブレットで使える学習アプリで、間違えたところを中心に、一問一答形式で効率よく学習することができます。
社会などの暗記科目や、英単語の暗記には非常に有効なアプリですので、このようなツールを上手に使い、ぜひ勉強に役立ててください。