高校受験の場合、志望高校別の目標点数が明確ですので、「目標と現状」の整理は比較的容易です。

しかし、大学受験においては多々ある情報を正確に把握しなければ、その整理はなかなか困難です。

この整理が不十分であったために能力を生かし切れていない生徒さんが多いことはとても残念なことです。

ここでは、総合型選抜（旧ＡＯ入試）・学校推薦型選抜（旧推薦入試）など、受験方法が多々ある中、一般受験に絞ってご案内します。

 

 

上は、簡単な、実在の大学の配点を３パターン引用したものです（科目他詳細は割愛）。

大学受験は、高校受験の50点×5教科=250点満点のように単純明快なものではなく、複雑です。

 

 

仮に、

・Ａ大学を目指す場合、理科の８倍の配点が英語にありますので、理科が得意であっても大勢に大きな影響はありません。英語の学力をとにかく伸ばす必要があります。

・Ｂ大学を目指す場合、全配点の８割を占める英数理を、２次試験でも得点できる学力まで高めるのがカギです。

・Ｃ大学の場合、Ｂ大学と逆で、数理の配点比率は１割強でしかありません。７割強を占める英社の成否が合否を大きく左右します。

 

 

上記は配点だけを踏まえた考え方の例で、他にも大学受験に向け備えておくべき情報はたくさんあります。

・それぞれの出題傾向を踏まえた個別の受験対策

・伸ばすのに時間を要する教科や比較的短期仕上げが可能な教科といった特性を踏まえた学習計画

・全教科に渡り、国語力をもって読解・解答するための論理的思考力の養成

など、本来は考慮したい項目は多々あります。

 

 

大学受験に向けては、

・「目標」・・・配点・出題傾向他、ここでは書ききることができない各種情報

・「現状」・・・現時点での＜全国レベル＞での自身の学力

を正確に把握・整理し、合格に必要な具体策を明確にした上で、本来の学力向上も進めたいところです。

 

 

当教室では、学習指導は当然のこと、こうした「目標と現状の整理」もバックアップしています。

ご不明点がございましたらご遠慮なくお問合せください。

努力の方向性を正しくし、着実に志望合格に近づいていただければ幸いです。（代表番号：0246-25-2511）